老活のキーワード3つ目は学ぶこと。生涯日々勉強で過ごすと認知症の発症を予防できることがわかっています。学習をやめると、脳の機能低下は加速します。
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“気になったこと”を1日1回、調べる
「二分割思考」はうつを招きやすい
和田先生が、認知症以上に注意すべきだと指摘するのが「老人性うつ病」です。
その背景には、「かくあるべし思考」と「二分割思考」という、偏った考え方があります。物事を「正しいか間違いか」「味方か敵か」で単純に分け、「こうでなければならない」と思い込む。
こうした思考が続くと、心は次第に窮屈になり、怒りや不安が増えていきます。
この思考のクセから抜け出すために有効なのが、「1日1検索」です。気になった言葉、ニュース、健康情報、人の意見―何でも構いません。自分で一度調べてみるのです。
調べるという行為は、受け身ではなく能動的な脳の使い方です。情報を読み比べ、違いを見つけ、背景を考える。その過程で前頭葉が働き、「本当にそうだろうか」と考える力が育ちます。すると、物事を白黒で決めつけるのではなく、「そういう見方もある」と受け止められるようになります。
1日2回で十分です。大切なのは量ではなく、「自分の頭で確かめる習慣」を持つこと。小さな積み重ねが、思考をやわらかくし、うつを遠ざけます。
調べることは、知識を増やすためだけの行為ではありません。脳を動かし、視野を広げ、心を自由にする老活なのです。
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