老活のキーワード2つ目は、食べること。「食べたい」欲求は、体からの「この成分が足りていない」というSOSの可能性も。ガマンしすぎず、 栄養不足にならないよう注意を。
“肉”を積極的に食べて、筋肉と意欲を守る
性ホルモンと前頭葉を支える「肉の力」
年齢を重ねると、性ホルモンはゆるやかに減少し、同時に前頭葉の萎縮も始まります。その結果、「やる気が出ない」「疲れやすい」「気分が落ち込みやすい」といった変化が起こります。これは単なる気のせいではなく、ホルモンと脳の変化による自然な現象です。
そこで意識したいのが「肉をしっかり食べる」ことです。男性ホルモンのテストステロンはコレステロールからつくられます。肉に含まれる脂質は、その大切な材料になるため、極端に脂質を控えてしまうと、ホルモンの土台まで不足してしまう可能性があります。また、肉にはセロトニンの原料となるアミノ酸・トリプトファンも豊富に含まれています。セロトニンは気分を安定させ、不安や落ち込みを和らげる神経伝達物質です。
さらに、肉のタンパク質は筋肉を維持するうえで欠かせません。筋肉は体を動かすことだけではなく、血流や代謝、免疫機能にもかかわります。筋肉量が落ちると、意欲も低下しやすくなります。
もちろん食べすぎは禁物ですが、必要以上に控える必要もありません。肉が苦手な方は、卵や乳製品を上手に取り入れるのもよいでしょう。筋肉と意欲を守ることは、前頭葉を守ることにつながります。老活では、肉を味方につけることが大切なのです。
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