睡眠を“「時間」より「満足感」”大切にする
眠れないなら無理に眠らなくてOK
睡眠不足は脳の大敵です。慢性的な睡眠不足、睡眠の質の低下は、認知機能の低下だけでなく、生活習慣病や免疫力低下のリスクも高めることが報告されています。
ただし、年齢を重ねると眠りが浅くなるのは自然な変化です。これは睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌が減少するためです。若い頃のように「ぐっすり時間」を目標にすると、それ自体がストレスになります。実際の追跡研究でも、極端に長くも短くもない中間的な睡眠時間の人が最も健康的であることが示されています。
大切なのは「何時間眠ったか」よりも、「眠れてよかった」と感じられるかどうかです。「眠らなければ」とあせるほど、脳は緊張し、かえって眠れなくなります。100年以上の歴史を持つ日本発の精神療法・森田療法でも、無理に眠ろうとしないことがすすめられています。
睡眠導入剤に頼りすぎることも考えもの。入眠は助けても、眠りを深くするわけではなく、ふらつきによる転倒リスクもあります。
朝は光を浴び、日中は適度に体を動かす。こうした自然なリズムを整えることが、結果的に夜の眠りの満足感につながります。眠れない夜があっても構いません。「時間」よりも「納得できる眠り」を大切にすること。それが老活における賢い睡眠の考え方なのです。

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「終活」の前に知っておきたい! 100歳まで元気に暮らす「老活」50のコツ
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イラスト:二階堂ちはる
※この特集は、『「終活」の前に知っておきたい! 100歳まで元気に暮らす「老活」50のコツ』に掲載されたものに加筆、再構成しています。
※素敵なあの人2026年9月号「いますぐはじめたい 脳を若々しく保つ「老活」習慣」より
※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売を終了している場合があります。
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