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年を重ねて似合うもの 60代からの大人の装い 素敵なあの人Web

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【60代映画】北村匠海×宮沢りえが親子役に。映画『しびれ』が描く愛と憎しみの20年

【見どころ1】厳寒の新潟で描くリアルな孤独―主人公「大地」の成長と心の傷

映画『しびれ』より少年時代の大地(加藤庵次)と母(宮沢りえ)

雨や雪に閉ざされ、空も海も鉛色に染まる冬の新潟。妻や息子に暴力をふるっていた父親(永瀬正敏)は、大地が幼い頃に家を出て行き、少年・大地は、狭くゴミだらけの荒れ果てた部屋で母親(宮沢りえ)と2人暮らし。夜の仕事で何日も家を空ける母と、残された大地の過酷な日常を、ドキュメンタリーのように淡々とカメラが映し出します。

映画『しびれ』より少年時代(思春期)の大地(榎本 司)

大地は学校に通わず、冬用のコートも持っておらず、靴下は穴だらけ。水道や電気は度々止まり、炊事や洗濯、水くみまでひとりでどうにかこなしています。

父親へのトラウマから声を失ってしまっているので、会話は筆談が中心。そのため聞こえるのは大地の息遣い、波の音、ときどき帰ってくる母の声、そして生活音が中心と静か。それでも大地の置かれた状況、生い立ちから目を逸らすことができず、じっとスクリーンを見つめてしまいます。

映画『しびれ』より大人になった大地(北村匠海)

幼少期、少年期、思春期と3人の大地を演じたのは、監督が「目が決め手だった」と語る榎本司さん、加藤庵次さん、穐本陽月さん。25歳の大地・北村匠海さんへとつながるお芝居に魅了されます。

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この記事を書いた人

富田夏子

ライター/映画ごはん研究家 富田夏子

雑誌ライター歴21年。得意分野はエンタメ、フード、ライフスタイル。映画ライター/映画ごはん研究家として、「映画とごはんをつなぐメディア」をSNSで展開し、映画と食に関連する情報や体験をシェアしている。日本映画ペンクラブ会員。
雑誌やWEBへの映画レビュー連載歴は14年で、俳優や映画監督のインタビューも手がける。料理取材の試食は残さず食べる食いしん坊。

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