東京に戻り、60代を迎えたからこそできる、
仕事や暮らし方、学びに向き合う
”「いい」も「必要」も年々変わるから、いまの自分に合う暮らし方を見つけていく”

「仕事がしたい」「書きたい」という気持ちを第一に
60代になった自分だからこそ伝えられることがあるはずと、意欲的に執筆活動をする広瀬さん。「いま、いちばんしたいことは仕事かもしれません。仕事は午前中に集中してするようにしています。この春から週3で大学に通っていて充実した日々を過ごしています」

テレビの収納台はいらない!
レイアウトフリーなテレビ
昨年、部屋の中を移動させられるワイヤレスのテレビを購入。「半年ほど検討し、小さなサイズをレンタルして試した後、これならいまの自分にも合うと思い購入を決めました。移動時もスッと動いてストレスフリーです」

家具購入の基準は
「自分ひとりで動かせるもの」
25年前から使用しているスワンチェアと、新しく購入したコーヒーテーブル。ともにヤコブセンのデザイン。「どの家具も、ちょっと動かしたいなというときに60代の私がひとりで動かせるものでないと、と思って選んでいます」

食器は必要最低限。
割れても買い足せるものを
東京に戻る際に器もたくさん手放したそう。「お客様用にたくさん持っていましたが、普段は必要ないですし、東京なら食事は外でご一緒すればいい。割れることも考えると、同じものを手に入れるのが難しい作家物よりも、割れても買い足せる『ロイヤルコペンハーゲン』の器と、軽くて割れにくい黒い漆器にしました」

愛猫“あめ”との暮らしを考える
年を重ね、変わっていくのは、人も猫も同じ。
「あめはもう15歳。体調が悪いときもあれば、脚も弱ります。猫のことも考えた暮らしは、私自身のことを考えた暮らしでもあります」
広瀬裕子さん
エッセイスト/空間デザイン・ディレクター 61歳
1965年東京都生まれ。書籍編集者を経て、執筆活動へ。東京、葉山、鎌倉、瀬戸内での暮らしを経て、2023年から再び東京に拠点を移す。著書に『50代からのグレイヘア』(PHP研究所)など。
撮影/中島千絵美 文/工藤花衣
※素敵なあの人2026年10月号「素敵世代の「やめたこと」「はじめたこと」白書」より
※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売を終了している場合があります。
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください
この記事のキーワード



