本誌 2023 年9月号「好奇心の扉」でご紹介した古墳マニアのスソアキコさんは、じつは考古学関連の数々の書籍でイラストレーターとしても活躍中です。今回の旅も、エジプト文明をテーマにしたイラストを手がけることになったのがきっかけ。
「ミイラに惹かれた小学生のころから、死ぬまでに一度は行ってみたい」と思っていたスソさんが選んだのはコースや滞在時間が決まっているツアーではなく、自分が見たいと思ったものをじっくり鑑賞できる「ひとり旅」でした。今回は【前編】です。

「古代エジプト文明をテーマにした書籍のイラストを担当することになり、その地に生きるエジプトの人をどう描くかと考えて、『実際に見ないと描けない』と思い立ちました。もちろん、行かなくては見ることの叶わない遺跡や美術品も魅力でした」
調べてみると、エジプト観光に適しているのは10月から3月ごろだと判明。「いましかない」と、今年2月の出発に向けて準備を始めたスソさんが、まず相談したのは通っているヒエログリフ講座の先生でした。紹介された現地在住の日本人の方から、交通手段や宿泊の情報を収集。エジプトで過ごす全8日間のうち前半はルクソールへ、後半はカイロを拠点に博物館や遺跡へ行くことにして、鉄道の予約もオンラインで手配しました。





