【ここにも注目!】「食べんと死んでしまう」のが人間だから

ヒューマノイドは充電式で食べ物を口にしなくても大丈夫、というか機械なのでなにか食べたら壊れてしまいます。
それにつき合って「私も食べない」と言い出す妻に対し、夫が「わしは食べる。人間やから食べんと死んでしまう」と返すセリフが印象的。食べることのできないヒューマノイドと、過去に傷つきながらも食べることで生きようとする人間の対比が浮き彫りになっています。
食べ物を口にする、数値や理屈で計れないおいしさを感じる、見た目や旬を楽しむ、食べ方にも人柄が出る、これがAIとの違いで、人間らしさなのだとハッとさせられました。

妻の音々も、清野菜名さん演じる妹がお菓子を持って訪ねてきたときには、“急いで5分だけ冷やして”違う味を半分ずつシェアして食べていて、おそらく幼い頃から変わらないであろう姉妹の関係性が垣間見えました。
ヒューマノイドが登場するということでSF作品だと思われるかもしれませんが、人と人、人とヒューマノイド、そしてヒューマノイド同士の交流を描いた、あたたかみのある作品になっています。再生に向かう夫婦とヒューマノイドの行く末を、ぜひ劇場で見届けてください。
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