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【60代映画】カンヌ出品作品!『箱の中の羊』は綾瀬はるかと大悟演じる夫婦再生の物語

【見どころ1】子どもを亡くした夫婦の関係性の変化を繊細に演じた綾瀬はるかと大悟

映画『箱の中の羊』より健介(大悟)と音々(綾瀬はるか)の夫妻

7歳で亡くなった息子そっくりのヒューマノイドを家族として迎え入れた音々と健介の夫妻。「事件や事故で家族を亡くした遺族に対し、最新型ヒューマノイドを無償でレンタル」というサービスを知った際、妻は乗り気ですが、夫は「ハイエナやん。人の不幸で」と否定的な態度で温度差があります。

実際にヒューマノイドを迎え入れることになっても、「おかえり、翔(かける)」と喜びいっぱいの妻に対し、「いらっしゃい」と言うのが精いっぱいの夫は自分をパパではなく「おじさん」と呼ぶように伝えます。

映画『箱の中の羊』より休日を楽しむ<ヒューマノイド翔>(桒木里夢)と音々(綾瀬はるか)

ただ、2人の<ヒューマノイド翔>に対する感情や接し方は、最新のAI技術で成長していく言動を見て、少しずつ変化していきます。息子を失った過去も少しずつ明らかになり、ヒューマノイド同士が密かにつながっていくなど、ミステリアスな展開も。そして家族が抱えていた思いが表面化して心かき乱され、息子の死によって止まっていた時間が再び動き出すのです。

繊細な夫婦関係の機微を演じた綾瀬はるかさんと大悟さんの演技がすばらしく、<生前の翔>と<ヒューマノイド翔>を演じた子役の桒木里夢くんも自然体で魅了されますのでお楽しみに。

水族館を楽しむ<ヒューマノイド翔>(桒木里夢)と健介(大悟)

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この記事を書いた人

富田夏子

ライター/映画ごはん研究家 富田夏子

雑誌ライター歴21年。得意分野はエンタメ、フード、ライフスタイル。映画ライター/映画ごはん研究家として、「映画とごはんをつなぐメディア」をSNSで展開し、映画と食に関連する情報や体験をシェアしている。日本映画ペンクラブ会員。
雑誌やWEBへの映画レビュー連載歴は14年で、俳優や映画監督のインタビューも手がける。料理取材の試食は残さず食べる食いしん坊。

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