帰国後、スソさんは日本西アジア考古学会の発掘報告会を傍聴しました。紛争地域の近くで発掘を続けている研究者の話を聞いて、現場に行き続ける研究者たちへの尊敬の念が深まったと言います。
「エジプトではいまも採掘が進められているので、今後も新たな発見がきっとあるはず。今回行った遺跡も、時間を経て見直すことで新たに見えてくるものがあるのではないか。そう考えるともう一度行きたくなりますが、その準備としてエジプトの歴史と人物について、もっと勉強しておかないと。世界情勢の変化もあり、いつになるかわかりませんが、今回行けなかったヌビア地方のアスワンやアブ・シンベルもぜひ訪ねたいですね」
エジプト再訪のため、「旅の仲間を作る」ことも大切だと考え始めています。
「タクシーの交渉、食事のシェア、トラブルへの対応などを考えると、旅の体験を共有できる人がいたほうが余裕が生まれ楽しめるのではないかと思います」
最後に、「エジプト人を描く」という、今回の旅の課題について成果をたずねてみると―。
「地理的・歴史的にも、アフリカ・ヨーロッパ・西アジアをつなぐ位置にあるエジプトは、古代からさまざまな民族が行き交う場所だったとわかりました。今回出会ったエジプトの人々を参考に肌の色や顔だち、体つきが多種多様であることをイラストで表現したいと思っています」
写真・イラスト/スソアキコ 構成・文/杉村道子
※素敵なあの人2026年9月号「王家の谷からピラミッド巡りまで~スソアキコさんが行く エジプト″どきどき”ひとり旅【好奇心の扉】」より
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