ファラオの権力の象徴である圧倒的な石造建築「ピラミッド」を巡る
エジプトのピラミッドは第2王朝、古王国時代(紀元前2686~2185年ころ)から作り始められた。第4王朝(紀元前2500年ころ)には、その黄金期を迎え、ギザの三大ピラミッドが造営された。
【ギザ】
エジプト北部に位置するギザ。交通の拠点となるカイロから約6kmと交通の便がいい。

方錐形の真正ピラミッド形が完成された「ギザの三大ピラミッド」。右が3 つのなかでいちばん大きな「クフ王のピラミッド」、底辺の長さ230m。中央が「カフラー王のピラミッド」、底辺の長さ215m。左がいちばん小さな「メンカウラー王のピラミッド」、底辺の長さ103m。「カフラー王のピラミッド」の手前には、スフィンクスの石像が見える。
サッカーラ
ピラミッドの始まりとされる「ジェセル王のピラミッドコンプレックス」がある

階段ピラミッドを中心に、さまざまな祭殿や柱廊が周囲に残っている。階段ピラミッドは、石材による四角い大墓(マスタバ)を6 段ほど重ねることによって新しい墓の形が作りあげられた。

古王国時代に作られたファラオのピラミッドとしては小さな「ウナス王のピラミッド」。いまは崩れかけて丘のような状態になっている。
ダフシュール
サッカーラから、さらに9kmほど南にあるダフシュールでもいろいろなピラミッドを見ることができる。

黒いピラミッド。紀元前18 世紀のものだが、保存状態は悪い。この頂上にあった花崗岩のキャップストーン(ピラミッド製の石材)は、カイロの考古学博物館に展示されている。

クフ王の父、スネフェル王が建設した「屈折ピラミッド」。途中から傾斜が変わっているのは、その角度のままでは土台が荷重に耐えられなくなると推測され、工法を変更したからだと言われている。

同じくスネフェル王による「赤のピラミッド」。壁面が二等辺三角形で、方錐形の真正ピラミッドになっている。





