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【60代映画】西島秀俊・満島ひかり主演映画『時には懺悔を』は「生きる意味」を問う重厚なヒューマンミステリー

【見どころ1】重厚なミステリー&何層にも重なる人間ドラマ

映画『時には懺悔を』より一匹狼の探偵・佐竹(西島秀俊)

よい噂がなかったひとりの探偵が殺害され、その事件を追う元同僚の探偵と助手がたどり着いたのは、重い障害のある男の子「新」の存在だった……というところから物語が大きく動き出します。原作は、作者が障がい者の息子を育てた経験をもとに書いた同名小説。その後続く探偵シリーズの1作目でミステリーとしても重厚ですし、過去に傷を抱えた登場人物が織りなす人間ドラマの部分もかなり見ごたえあります。

映画『時には懺悔を』より探偵修業中の聡子(満島ひかり)

「新」を取り巻く大人たちの秘めた思いや後悔が、やがて傷口を開くようにあふれ出し、この先誰がどんな選択をするのか、画面から目が離せません。

【見どころ2】人間の根源に問いかける深いテーマ

映画『時には懺悔を』より探偵の佐竹(西島秀俊)と、元上司の大手探偵事務所オーナー・寺西(役所広司)

「新」の運命を通して、生まれてきた意味、生きる意味、血がつながっている意味、子どもを育てる意味、家族を守る意味、そして”親であること”と”親になること”の違い……人間の根源に関わる問いを痛いほど投げかけてくる作品。観る側も「自分だったらどうだろう」と考え、簡単には出ない答えを探しあぐね、気づかぬうちに涙があふれてきます。

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この記事を書いた人

富田夏子

ライター/映画ごはん研究家 富田夏子

雑誌ライター歴21年。得意分野はエンタメ、フード、ライフスタイル。映画ライター/映画ごはん研究家として、「映画とごはんをつなぐメディア」をSNSで展開し、映画と食に関連する情報や体験をシェアしている。日本映画ペンクラブ会員。
雑誌やWEBへの映画レビュー連載歴は14年で、俳優や映画監督のインタビューも手がける。料理取材の試食は残さず食べる食いしん坊。

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