感動するために生まれてきた。だから、まだまだ動き続けたい
今年は初めて中国のドラマの撮影にも参加した南さん。上海出身の主人公の女性が、日本に留学していた時に知り合い、色々とサポートしていた日本人女性を演じました。「撮影は、上海から車で4時間ほど走った象山というスタジオ都市。私は単身向かいました。想像以上に広大なスタジオに身を置きながら、私の俳優人生は本当に面白いなと思えたんです。50代から、アメリカのドラマ『パチンコ』で単身バンクーバーへ行ったり、台湾映画に出演したり、中国でもドラマに参加したりと、その時々に予想もしない出会いが待っていました。撮影の進め方など日本との違いはありましたが、なによりも中国人と日本人の交流を描いた作品に参加できたことは大きな喜びでした」
日々を存分に楽しむには、土台となる体作りも欠かせません。もともとは「運動なんて大嫌い」だったという南さんですが、コロナ禍にジム通いを始め、現在も週2〜3回のトレーニングを続けています。
「仕事も撮影もすべてストップしたときに、近所のジムに通うようになって。いまでは12㎏のダンベルを持ってスクワットをしてますよ(笑)。もちろん、最初はまったくできなかったし、いまだって『行きたくないな……』と予約した自分を悔やむ日はあります。でも朝一番で体を動かすと、『サボろうとする弱い自分に勝った!』とポジティブな気持ちで1日をスタートできるし、自己肯定感も上がります。体重や体形はそれほど変わっていないけど、冷え性はかなり改善されました。以前は足首や手首が冷えやすかったけど、いまは素足でも平気です」
そうやって体を鍛えているのも、この先も、まだまだやりたいことが待っているからこそ。
「見たいものを見て、行きたい場所に自由に行ける自分でありたい。私は乳がんを経験しているので、とにかく健康第一。元気でいればいい出会いもあるし、時間と労力を使って出かけることは、大きな感動につながるはず。そもそも私は、感動するために生まれてきたと思っていますから。感動することが私の人生の大きなテーマです」

Information
初の中国ドラマ出演! 『玉蘭花開君再来』
2027 年配信予定
出演:楊紫(ヤン・ズー)、欧豪(オウ・ハオ)ほか
配信プラットフォーム:テンセント動画
上海初の国賓接待ホテルとなった、錦江飯店の創業者・董竹君(トン・ジューチュン)の生涯をもとに、清朝末期から民国期を経て1990年代まで生き抜いた女性の人生を描いた作品。主人公は貧しさから歌妓として働き、革命党員と出会い恋に落ち、結婚。ふたりは日本へ渡り……。南さんは主人公をサポートした日本人女性を演じています。
Profile
南 果歩さん
1964年生まれ、兵庫県出身。1984年、映画『伽倻子のために』のヒロイン役で俳優デビュー。2015年には映画『マスタレス』で全米デビュー。自身の経験をもとにピンクリボン活動にも積極的に参加するほか、被災地を中心に読み聞かせボランティアも行っている。近著に『還暦スマイル:人生を笑顔で生きるために必要なこと』(小学館)がある。
撮影/中川真人[magNese] スタイリスト/坂本久仁子 ヘア&メイク/重見幸江 インタビュー・文/工藤花衣
※素敵なあの人2026年11月号「南果歩さんが歩む 笑顔いっぱいの60代」より
※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売を終了している場合があります。
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