いい成分も届かなければ意味がない、60代の肌と浸透技術のひみつとは!? 「高機能な成分を配合するだけでなく、肌にしっかり浸透させることが肝心」というのがいまのスキンケアの考え方。入れ込むための「浸透技術」について、カプセル技術が得意なコスメデコルテに聞きました。
大人の美容学とは?
肌の老化やシミ、シワの原因から、化粧品の成分やその役割まで、意外と知っているようで知らない美容のこと。「大人の美容学」では、美容の知識を増やし、納得して化粧品を選んだりケアを行ったりできるような学びの企画を不定期連載でお届けしています。
年齢を重ね、浸透しにくくなった肌を救うには?
「年齢を重ねると、ターンオーバーが遅くなったり、水分を保持する力が低くなったりと、肌の機能が低下してきます。また真皮ではコラーゲンなど、弾力に関係する構成成分を作る細胞の力が落ち、それらの成分が分解されやすくもなるので、シワやたるみをはじめとするエイジング悩みが目立ってきます」(小林豊明さん)
そんな肌にとって重要なのが、肌の機能を高めるスキンケア。そしてそのケアを働かせるためには、肌に成分をしっかり届けることがマスト!というのもせっかくのいい成分も、肌に入らなければ意味がないからです。ところが、「加齢で水分保持能が落ちた角層はかたく乾燥し、成分がなじみにくくなります。さらに若い肌と比べて、成分の浸透性が下がるという報告もあります」(田口冴恵さん)。
そこで浮上してくるのが浸透技術。「肌の角層の細胞の間には細胞間脂質という脂質が存在していて、バリア機能の一部を担っています。そのバリアのすき間に、成分を含んだ小さなカプセルを通す、細胞間脂質を一時的に揺らがせる、バリアを通りやすい粒子径にするといった方法で成分を浸透させていきます」(田口さん)。刺激から肌を守り、肌内部の潤いが蒸発しないように保つバリア機能は、私たちが思っている以上に強固。このバリアを突破し、成分を角層内まで浸透させるのは、実は難しいことなのだとか。浸透技術のなかでも耳にすることが多いのが、「リポソーム」。極小のカプセルの中に美容成分を入れ、肌に効率よく届けるテクノロジーで、角層への浸透を高めるために化粧品に活用されています。
ところで、こうした浸透技術を駆使したスキンケアをより効率的に肌に入れ込む方法はあるのでしょうか?
「リポソームのような浸透技術が用いられた製品や次のアイテムのなじみをよくする『導入美容液』などを使えば、特別なテクニックなしでも角層に浸透していくので、そういった製品を取り入れることをまず考えて」(田口さん)
コスメを選ぶとき、浸透技術、ちょっと気にかけてみませんか。
せっかくの美容成分届いてる? 60代の肌と浸透
角層までしっかり届くこと◎
ターンオーバーが正常で、きちんと潤った肌はスキンケアの浸透性も良好。でも、たとえコンディションのいい肌でなくても、浸透技術を活用したスキンケアなら、角層深くまで素早く入って、きちんと保湿。配合されている美容成分が、角層が必要としている場所で、必要なタイミングで働きます。
肌表面に残ってしまう×
加齢によりターンオーバーが遅くなり、水分保持能も落ちた60代の肌は、角層が乾燥し、古い角質が厚くたまる角質肥厚が起こりやすいもの。スキンケアをつけても角層に入っていきにくく、美容成分が角層深くまで到達しづらい状態です。この状態が続けば、乾燥や小ジワ目立ちが加速してしまいます。
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