60代が頼れる美容成分【5】グリチルリチン酸

肌の異変を見つけて鎮める
パトロール隊
豆科の植物、甘草由来の成分で、水溶性のグリチルリチン酸ジカリウム、油溶性のグリチルレチン酸ステアリルという形で多用されています。炎症を抑える働きにすぐれていて、医薬部外品では「肌あれ防止」などの効能で認可。また、紫外線や乾燥の影響で肌に慢性的に炎症があるとエイジングが進行してしまうのですが、その炎症が大きなトラブルを招かないよう鎮め、健やかに整えてくれます。こうした作用が期待され、エイジングケアや美白ケアにもと出番は多数。
どんな悩みに効く?
【肌あれ】
60代が頼れる美容成分【6】セラミド

乾燥に対抗!すき間を
埋めて整える壁塗り職人
乾燥防止、保湿力アップに欠かせないため、バリアが弱く、乾きやすい素敵世代向けのコスメではおなじみの成分です。スキンケアで補えば、即、バリア機能の強化につながるのが嬉しいところ!では、セラミドとは?角層の細胞と細胞の間は「細胞間脂質」という脂質で埋められていて、脂質の層と水の層が規則正しく重なり合う「ラメラ構造」を形成しています。ラメラ構造は、乾燥など外からの刺激から肌を守り、肌内部の潤いの蒸発を防ぐ「バリア機能」を支えています。セラミドはその細胞間脂質を構成する脂質のひとつです。
どんな悩みに効く?
【乾燥】
60代が頼れる美容成分【7】ペプチド

ハリ不足、 弾力低下に、
指 令を届けるメッセンジャー
アミノ酸が2〜10個つながった物質で、タンパク質を細かく分解したり、いくつかのアミノ酸を結合させたりと製造方法はさまざま。また発酵により作られる成分にもペプチドを豊富に含むものが目立ちます。ペプチドは体内の細胞同士のコミュニケーションを担う伝達物質として働き、細胞の増殖、脂質などの代謝に関係しています。化粧品では主にエイジングケア的作用が注目され、コラーゲンの合成促進、抗炎症、抗酸化、ダメージ修復といった目的に応じて取り入れられています。
どんな悩みに効く?
【エイジングケア】
60代が頼れる美容成分【8】ヒアルロン酸

乾燥、 ハリ不足をケア。
潤いを届ける水やり係
大量の水分を抱え込んでキープするヒアルロン酸。肌の角層、表皮、真皮に存在し、潤いを保つ以外にもハリや弾力の維持にも貢献しています。古くからあるヒアルロン酸は、分子のサイズが大きいため、肌の表面で膜を作って、潤いの蒸発を防ぐ目的で使われていました。でも現在では、サイズを小さくして、肌に浸透しやすくした低分子型ヒアルロン酸や、肌表面への吸着力を高めたヒアルロン酸も登場。製品の意図やほかの配合成分との組み合わせを考え、多種多様なタイプが活用されています。
どんな悩みに効く
【乾燥】【ハリ不足】
大人の美容学とは?
肌の老化やシミ、シワの原因から、化粧品の成分やその役割まで、意外と知っているようで知らない美容のこと。「大人の美容学」では、美容の知識を増やし、納得して化粧品を選んだりケアを行ったりできるような学びの企画を不定期連載でお届けしています。
イラスト/七月マイ 文/入江信子
※素敵なあの人2026年10月号「大人の美容学第5弾 化粧品の成分&浸透技術の傾向と対策」より
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