メルマガ

年を重ねて似合うもの 60代からの大人の装い 素敵なあの人Web

公開日:

【60代二拠点生活】アメリカでは謝らない!?日本との「ごめんなさい」の違い【リサ・ステッグマイヤーの二拠点生活Diary】

家族でハワイに移住したリサさんの、ハワイと東京の二拠点生活の日常をお届けするエッセイ。
今月は「〝ごめんなさい〞の違い」についてのお話です。

ハワイで暮らしていて改めて気づいた「文化の違い」

この連載も早いもので5回目。いつも読んでいただき、ありがとうございます。ハワイも本格的な夏に突入しました。常夏のイメージがあるハワイですが、実は1年のなかで季節の変化はあります。ホノルルでも、冬と呼ばれる1月や2月にはひんやりする日があり、薄手のセーターやフリースが必要になることも。日本のようにはっきりとした四季はありませんが、微妙な変化は感じられます。あえて言うなら、乾季と雨季の「二季」といったところでしょうか。

今年の1月から3月は例年より気温が低い日もあり、なにより雨がよく降りました。何日も降り続いたり、豪雨になったり。パタゴニアのフリースとノースフェイスのレインジャケットが大活躍でした。ハワイは雨が続くと本当に大変です。短時間で大量の雨が降ると、水の行き場がなくなり、道路があっという間に川のようになってしまうことも。低い場所や海に近いエリアでは家が浸水するなど、被害が大きくなることもあります。

今年は特にノースショアでの被害が大きく、場所によっては車や家が流されるなど、深刻な影響が出ました。現在も道路の復旧作業が続いており、場所によっては片側1車線のみの通行となっているところもあります。オアフ島では汚水の流入による「ブラウンウォーターアドバイザリー(茶色い水への注意報)」が相次ぎ、さまざまな場所で海に泳ぎに行けない日々が続きました。

ハワイで暮らしていて改めて気づいた「文化の違い」

ハワイで暮らしていて改めて気づいた「文化の違い」について書いてみたいと思います。私の母は日本人、父はアメリカ人。いわゆる国際結婚の家庭で育ちましたが、中学1年生からは日本で長く生活し、社会人、結婚まで日本で過ごしてきました。見た目は外国人寄りでも、中身はすっかり日本人だと思っています。学生のころは年に1度アメリカに里帰りしていましたが、年々〝away 感〞を持つようになり、いまでもアメリカ本土に行くと、自分はどこか「外側の人間」だと感じることがあります。それは外見ではなく、人と接するなかで感じるものかもしれません。

その違いを感じるのは、例えば会話の仕方です。アメリカでは、まず結論をはっきり伝え、そのあとに理由を述べるのが一般的です。たとえば 〝No, Ican’t go because I have a dentist appointment.〞。英語は最初に「Yes」か「No」で答えを示すのに対し、日本語では理由が先に来て、最後に結論が続くことが多いですよね。「今日は歯医者に行かなければならないので行けません」といったように、文末まで聞かないと答えがわからない、そんな特徴があります。さらにその前に「ごめんなさい」や「申し訳ありません」といった言葉が添えられることも少なくありません。

この違いに加えて、もうひとつ印象的なのが「謝るタイミング」です。たとえば、道で知らない人とぶつかってしまったとき。アメリカではすぐに〝Excuse me〞 や 〝I’m sorry〞と声をかけるのが一般的なマナーです。日本では人が多い東京のような場所では、軽くぶつかっても言葉が交わされないことも少なくありません(あくまで私の経験ですが)。自分が「すみません」と言っても、何事もなかったように去っていくこともあり、そんな場面に「あれ?」と感じたことも何度かあります。とはいえ、日本では日常的に「すみません」や「ごめんなさい」をよく耳にします。いわば〝ごめんなさい文化〞。相手への配慮や空気を和らげるための、大切な言葉です。

記事をシェア

  • X
  • facebook
  • line

この記事のキーワード

この記事を書いた人

リサ・ステッグマイヤーさん

モデル・タレント リサ・ステッグマイヤーさん

1971年、米国生まれ。13歳で来日し、知的な美しさとバイリンガルとしての見識を活かしてタレント、司会など幅広く活躍する。趣味は水泳、トライアスロン、芸能界きっての器好きでもある。

記事一覧

  • Instagram

アイコン画像メルマガ