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年を重ねて似合うもの 60代からの大人の装い 素敵なあの人Web

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【60代エンタメ】韓国⽂学案内「私が私らしくあるための物語との出合いを」おすすめ4選 【好奇心の扉・前編】

何者にもなれないかもしれないでも大切にしたい夢がある

『わたしたちの停留所と、書き写す夜』

『わたしたちの停留所と、書き写す夜』 キム・イソル 著 小山内園子 訳 ¥2,200 エトセトラブックス

キム・イソル 著 小山内園子 訳 ¥2,200 エトセトラブックス

40 代、未婚無職の「わたし」は、老いた両親やDV被害で実家に戻った妹親子のケアに追われている。詩人になる夢も、「あの人」とのささやかな幸福もあきらめて、家族のために日々を費やす日々。1日の終わりに好きな詩を書き写す時間だけが、自分を取り戻すひとときだったが、それさえ失いかけたとき、彼女はある選択をする。

家族のケアを引き受けながら人生が停滞していく感覚を細やかに切実に描いた、韓国フェミニズムの潮流のなかから生まれた「人生小説」。

「誰ひとり悪い人がいなくても生まれる悲劇もあります。そのなかでいちばん弱い人は自分の人生を卑下しがちになりますが、それでも自分の意思を尊ぶ主人公の姿勢には教えられ励まされる思いがあります」

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小山内園子さん

韓日翻訳者・社会福祉士 小山内園子さん

1969 年生まれ。東北大学教育学部卒業。NHK 報道局ディレクターを経て、延世大学などで韓国語を学ぶ。ク・ビョンモ『破果』(岩波書店)で翻訳ミステリー大賞を受賞。最新の翻訳書はキム・ユダム『ケアする心』(白水社)。そのほか、主な訳書にカン・ファギル『大仏ホテルの幽霊』(白水社)、キム・イソル『わたしたちの停留所と、書き写す夜』(エトセトラブックス)、イム・ソヌ『光っていません』(東京創元社)など多数。著書に『〈弱さ〉から読み解く韓国現代文学』(NHK 出版)、翻訳家すんみさんとの共著『2 人は翻訳している』(タバブックス)。

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