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年を重ねて似合うもの 60代からの大人の装い 素敵なあの人Web

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【60代エンタメ】韓国⽂学案内「私が私らしくあるための物語との出合いを」おすすめ4選 【好奇心の扉・前編】

素敵世代へ贈る韓国⽂学案内(1)

家族のために心を砕く女性たち その葛藤をすくい上げる物語

『ケアする心』

『ケアする心』 キム・ユダム 著 小山内園子 訳 ¥2,420 白水社

キム・ユダム 著 小山内園子 訳 ¥2,420 白水社

ケアすることの重さと矛盾を鋭くすくい上げた、珠玉の作品集。祖母の看病を担う長男の嫁、育休中の母親、同い年の子をもつママ友、認知症の父を施設に預けた専業主婦――。

本書に収められた10 篇の主人公はいずれも、家族のケアを引き受けながら日常を生きる女性たち。ワンオペ育児や介護に追われ、周囲からは誰かのために尽くすことを当然とされるなかで、彼女たちは不安や孤独、嫌悪、愛着と憎しみの入り混じった感情を抱え込む。そして、静かな日常の奥で積み重なる葛藤は、やがて思いがけないかたちで噴き出す。

「誰かのために、自分を犠牲にする辛さ。ケアという言葉がはらむ危うさは他人事ではありません」(小山内さん)

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小山内園子さん

韓日翻訳者・社会福祉士 小山内園子さん

1969 年生まれ。東北大学教育学部卒業。NHK 報道局ディレクターを経て、延世大学などで韓国語を学ぶ。ク・ビョンモ『破果』(岩波書店)で翻訳ミステリー大賞を受賞。最新の翻訳書はキム・ユダム『ケアする心』(白水社)。そのほか、主な訳書にカン・ファギル『大仏ホテルの幽霊』(白水社)、キム・イソル『わたしたちの停留所と、書き写す夜』(エトセトラブックス)、イム・ソヌ『光っていません』(東京創元社)など多数。著書に『〈弱さ〉から読み解く韓国現代文学』(NHK 出版)、翻訳家すんみさんとの共著『2 人は翻訳している』(タバブックス)。

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