【見どころ2】史実のイメージを覆す新たな“荒木村重”像

史実から見る荒木村重は、信長に謀反を起こして籠城した後、妻子や家臣を捨てて逃げ出した卑怯な裏切り者のイメージ。ですが『黒牢城』では、結果的にそこへ至るまでの出来事や村重の心情の変化、妻・千代保の思いなども丁寧に描写することで、村重を単なる悪人にしていないところが魅力。もちろん、主人公を演じた本木雅弘さんの、どっしりとした優しさや苦悩の表現があってこその人物像です。

また、今作の時代背景は、現在放送されているNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』と同時代で、村重がフィーチャーされる時期も重なります。映画を機に歴史を調べたり、過去のドラマでの描かれ方と比較するのも楽しみ方のひとつですね。
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