美容液など与えるケアには一生懸命なのに、落とすケアはおざなりにしがちな素敵世代。でもクレンジングや洗顔を軽く見ていると、老化が加速することに。そんな素敵世代の肌の特徴や落とすケアで必要なことを、花王株式会社スキンビューティ研究所の園田純子さん、福井志穂さんに伺いました。
素敵世代の肌は汚れが落ちにくい。
いまこそ落とすケアの見直しを
「60代の肌は弾力が失われ、溝や折り目、深い凹みが多くなり、細部まで洗いにくく、汚れを落としにくい状態にあります」(園田純子さん)。目元や額のシワやほうれい線はもちろん、表面の細かいチリチリしたシワにも汚れがたまりやすいから注意が必要です。さらに肌がゆるんで起こる「たるみ毛穴」も目立つのが素敵世代。
「開いた毛穴にたまった皮脂も落としにくく、常在菌などによりその皮脂が酸化すると、毛穴詰まり、赤み、炎症の引き金に」(園田さん)、「酸化した皮脂は肌のバリア機能も低下させます。また紫外線が当たると、皮脂に含まれる成分、スクワレンが過酸化反応という反応で変質し、できた物質が、くすみ、毛穴の目立ち、肌あれを引き起こします」(福井志穂さん)
もうひとつ、見逃せないのが毛穴にできる角栓です。でも、角栓は若い人のトラブルでは?
「加齢で皮脂が少なくなっても角栓はできますし、むしろその数は年齢とともに増加します」(福井さん)。角栓は小鼻にできると思いがちだけど、頰にもできるというから驚き。「角栓中の常在菌は過酸化反応の原因になりますし、角栓があれば、肌がざらついたり、メイクのりが悪くなることも」(福井さん)
特に夏、トラブルのもとになる汚れや角栓はしっかり除きたいもの。しかし与えるケアと違って落とすケアは〝適当に〟選んでいる人も少なくありません。
「きちんと落としつつ潤いは守るアイテムを選びます。合う製品を見つけるには、実際に試すのがいちばん。使用後5〜10分経ってつっぱり感があるものは合わないと考えて」(園田さん)
ケアの基本のキ=落とすケア。「みなさん、メイクや目に見える汚れはちゃんと落とすけれど、60代の方に本当に落としてほしいのは、目に見えない不要な皮脂と角質。与えるケアの浸透をよくするためにも、落とすケアの大事さを再確認してほしいですすね」(園田さん)
【肌の汚れの種類と落とし方 】
クレンジング
・油性の汚れ
・メイクや日焼け止め ・皮脂
・毛穴詰まり
洗顔料
・水性の汚れ
・汗
・ほこり
・古くなった角質、皮脂 ・毛穴詰まり







