足の健康のみを考えたら、選ぶべき靴はパンプスやヒールではなく、スニーカーやブーツです。しかし、好きな靴を履く楽しみは何歳になっても大切にしたいもの。
だからこそ、知っておきたい靴の選び方・履き方があります。その選び方、履き方を東京・下北沢病院の長﨑和仁先生に教えてもらいました。
目次
足に負担をかけないための靴選び7つのポイント
若いころはちょっと自慢そうに「少々痛くてもおしゃれは我慢」なんて呟いていませんでしたか?でも、これからは、徹底的に足にやさしい靴の選び方・履き方が、健やかで美しい足をキープする基本です。
【1】自分の本当の足のサイズを知る
足のトラブルを抱えている人こそ、シューフィッターのいるお店で、正確な足の計測をしましょう。
【2】足とかかとがしっかりと合う
靴の中でかかとが安定していると足の負担は軽くなります。履いたときにかかとがグラグラしないか、要チェック。
【3】足指がつけ根からちゃんと曲げられる
歩くときに大切なのは足指の蹴り出しです。だからこそ、靴の中で、足指が上部に曲げられることが肝心です。
【4】靴底はかたくて安定している
やわらかい靴底は、地面からの衝撃をそのまま伝えてしまい足が疲れやすくなります。
【5】試着は夕方、店内を歩く
遅い時間ほど足はむくみやすくなります。だから、靴選びは夕方がおすすめ。また、サイズが合っていても体重がかかると感触が変わることもあるので、店内を歩いてみましょう。
【6】足の甲が固定できるデザインを選ぶ
足の負担をなるべく減らすには、靴の中で足が安定するように足の甲が固定できる、靴紐があるデザインが理想的です。
【7】つま先にはほんの少しのゆとりを
靴の中で足が安定していることは必要ですが、歩く際に足が多少前後に動くため、つま先に1.0~1.5㎝の適度なスペースがあることも大切です。
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