一曲が人生を変えた記憶
高泉淳子さんは、ファニーの母・ブライス夫人のポーカー仲間、ストラコシュ夫人役を演じます。

「実は、私の今年のラッキーカラーがグリーンなので、衣装を見てびっくり。とても嬉しい気持ちにもなりました」
「マイケル・メイヤー演出ということで、ワクワクしています」
学生時代の記憶を振り返ります。
「東京に出てきたばかりの頃、名画座で『ファニー・ガール』を観ました。お芝居をするかどうか迷っていた時期でしたが、『パレードに雨を降らせないで』を聞いたときに力が湧きました。
今回、それを望海さんが毎日歌ってくださって、近くで聞けることがとても嬉しいです」
作品の普遍性についてもコメント。
「ショービジネスの世界で、女性が自分の人生を生きることが簡単ではない時代がありました。いまもそういう面は残っていますし、ショービジネスでなくても、どんな立場・仕事でも大変な思いをしている女性は多いと思います。そして、女性も男性も夢を生きることは簡単ではありません。この作品は、そんな人たちを力づけてくれる作品です」
昭和とブロードウェイが交差する舞台
ファニーをスターとして世に送り出した、ブロードウェイの伝説的な天才プロデューサー・ジーグフェルド役を演じるのは益岡徹さん。

「『ファニー・ガール』の初演や映画は、日本で言えば昭和30年代のころ。当時の記憶を思い出させる衣装だと感じています」
「ミュージカル作品に参加させていただくようになって10年ほどになります。まだまだ修練は足りていませんが、皆さんとよい作品を作っていきたいと思います。ただ今回、僕のダンスと歌はありません」
笑いを交えながら、作品への思いを続けます。
「この作品は、日本が戦後から立ち上がろうとしていた昭和30年代の終わりに作られた作品。日本人がアメリカ文化の明るさに憧れていた時代でもあります。あのころをもう一度振り返ることができる作品だとも思います。マイケル・メイヤーさんには、当時の話も伺いながら深く知っていきたいと思っています」
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