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【60代エンタメ】『七月大歌舞伎』市川團十郎白猿、133年ぶり『鏡獅子』への思い語る ぼたん&新之助との親子共演!成田屋の芸継承への覚悟も

市川團十郎さん

撮影:田口真佐美

さらに、

「祖父の十一代目も、父の十二代目も、團十郎時代には(『春興鏡獅子』を)やってないんです。意外と僕は、これまでやっていなかったことをやってる側の人間なのかもしれないですね。ただ、本来はやっていかないといけないのかなと。意外と責任感強めなんです」

と、“團十郎”の名を継ぐ者としての覚悟ものぞかせました。

『鏡獅子』初演の明治26(1893)年、牡丹の花に舞う胡蝶の精を演じたのは、九代目市川團十郎の実娘である二代目市川翠扇、二代目市川旭梅。

團十郎さんは、

「歌舞伎の未来を描いた舞踊劇。女性の活躍を考えた九代目團十郎が作ったのではないかとも考えられます」

と、作品に込められた先進性にも言及しました。

実は1988年、團十郎さん自身も新之助時代に胡蝶役として出演しています。当時を振り返り、

「七代目菊五郎のおじさまが弥生・獅子の精で、今の八代目(菊之助)さんと私が胡蝶でした。ふたりとも10歳くらいで、学校も同じだったので、バスに乗って一緒に稽古に通いました」

と懐かしそうに回想。

さらに胡蝶役について、

「きちんと音が決まっている中でシンクロしないといけない。向き合っている時はまだ簡単ですが、背中合わせになると音の取り方が難しくなる。それを合わせていくのは、10歳くらいの子には難しいですよね」

と、その難しさを明かしました。

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この記事を書いた人

杉村道子

編集・執筆 杉村道子

カルチャー系を中心にインタビュー記事を執筆しています。趣味は歌舞伎、落語、ミュージル、ストレートプレイに小劇場と、ひたすら雑食舞台鑑賞。年に何本見ているのか、最近は怖くて数えていません。

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