「みんなで作ったものを誇りに思いながら、慈英さんを中心にお客様にお見せできたらと思います。ダンスも歌もなんでもござれの慈英さんが、今回、(脚本・作詞・演出の)板垣恭一さんと一緒に作られたお芝居が深くて、毎回が本当に真実で、みんなへの愛に溢れていて、ドリスという人物を体現してくださっているのが魅力の1つかなと思います」
そう語るのはもうひとりの主演、浦井健治さん。フィリップを全編にわたって車椅子で演じるからこそ、その胸の内を語るナンバーがいっそう豊かに心に響きます。
「フィリップはたくさんの人に支えられながら生きているという役だと思います。舞台では、ありがたいことに特別にご厚意でお借りした有能な素晴らしい車椅子にずっと座らせていただいています。こういうところも、ミュージカルの中ではなかなかないものと思いますので、注目していただけたら」。

(c)岩田えり/ミュージカル『最強のふたり』製作委員会
ドリスが介護を始めることで、フィリップの静かな日常が変わっていく。

(c)岩田えり/ミュージカル『最強のふたり』製作委員会
男性陣にラブレターの書き方を指南するイボンヌのナンバー「手紙をもらうなら」の場面。
川平慈英さんは作品のテーマについて、「ひとつのキーワードは『セカンドチャンス』です。老いも若きも、男女関係なく、職業も関係なく、かならず人にはもう一度立ち直れるチャンスがある、というメッセージが色濃く力強く溢れています」と語ります。
それに呼応するように「今の時代のお客様に、リスタートはいつだってできるんだ。これまで、そんな思いをみんなで紡いでまいりました。板垣さんが原作の映画にリスペクトを込めて戯曲に落とし込んでくださって、ドリス、フィリップを中心にみんなを描いてくださっています。舞台の隅々に、板垣さんが伝えたいメッセージがたくさん詰まっております」と浦井さん。
そして、それぞれの言葉で作品への手応えとカンパニーの熱量を伝えてくれた、プリンシパルキャストたちの言葉もご紹介します。その一言一言には、笑いと涙、そして人と人との絆を描く本作を、舞台ならではの表現によって新たな魅力を立ち上げようと一丸になった意気込みに溢れていました。
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