今年の春ファッションは、シアーな生地や甘いモチーフを使ったフェミニンアイテムが流行トピックのひとつ。今回、スタイリストの坂本久仁子さんが提案するのは大人のモダンなレース使い。カジュアルにシフトできるデニムとの組み合わせも必見です。
【今月のテーマ】レース
レースシャツ¥121,000/3.1 フィリップ リム(3.1 フィリップ リム ジャパン)、中に着たニットトップス¥22,000/コラム、デニムパンツ¥129,800/リトコフスカ(ともにエストネーション)、ピアス¥95,700/シャルロット シェネ(エドストローム オフィス)、シューズ¥130,900 /ロド(メゾン・ディセット)
女性の上品な一面を引き出してくれるレースは、その透け感や軽やかさで春のムードにぴったり。特に、白レースはクリーンで清潔な雰囲気を演出してくれます。ロマンティック、繊細、ノスタルジーなど、さまざまなイメージを醸しますが、素敵世代が心がけたいのはモダンであること。デザイン性が高いレースアイテムを選び、コーディネートでカジュアルな方向にもっていくことがキーポイントになると思っています。
さまざまなスタイリング方法が頭に浮かびますが、いまはデニムとの組み合わせが気分。レースの甘さが上手く中和され、エレガントなカジュアルへと誘ってくれるからです。
上の写真で着用したのは、前はストライプ柄、後ろは袖の一部も含め全面レースというバックシャンなシャツ。後ろ下がりのロング丈で、横から見るとその意外性のある切り替えが楽しめるのも魅力です。インナーは、あえて白にせず、黒のインナーを合わせることで大人シックな雰囲気に。
ボトムスは、ウクライナ発の「リトコフスカ」のものをセレクト。前衛と伝統を合わせ持ち、クラフト感のあるリアルクローズを発表し続けているブランドです。このデニムパンツも、前後で色の違う生地を組み合わせた個性的なデザインが目を引き、スタイリングにインパクトを与えてくれます。