頭の重さは体重の8~10%と言われ、この頭を支えている背筋やインナーマッスルが衰えてくると、猫背になりやすい傾向になると言います。歳を重ねたことで猫背が気になっている方も多いはず。そこで今回は、自分の姿勢を鏡で確認し、姿勢をコントロールする方法を理学療法士の山口先生に教えてもらいました。
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自分の姿勢を鏡でチェック!猫背気味ならよい姿勢の時間を増やして楽な姿勢を減らす
頭の重さは体重の8~10%と言われ、60kgの人であれば5~6kgの荷物を首にぶら下げているのと同じ状態です。この頭を支えている背筋やインナーマッスルが衰えてくると、猫背になりやすい傾向に……。「筋肉トレーニングしたり、若いとき以上にタンパク質を摂る食生活をしていないと、40歳を過ぎるころから筋肉は徐々に細くなります。猫背になってしまうと、日常的にさらに楽な姿勢をとりがちになり、また、そのために筋力が落ちるという悪循環になりかねません。ぜひ、現在の自分の『猫背度』を一度確認してください。猫背度が高いようなら、よい姿勢の時間を増やすように心がけて日ごろの姿勢をコントロールしていきましょう」
checkpoint【1】理想的なよい姿勢
鏡を前にして、普段どおりに立ってみてください。そのときの姿勢が下のチェックポイントをクリアしていれば、あなたは猫背の心配はありません。特に少し手のひらが見えるくらいの向きになっていれば、肩甲骨もやわらかく、素晴らしい姿勢です。ただ、交互に楽な姿勢をとり、筋肉をいたわることも忘れないようにしてください。
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