高血圧を改善する生活習慣4選
ここからは、日常生活を過ごすうえで重要な、高血圧対策の4つのポイントについて解説します。
【1】食事
厚生労働省発表の資料によると、1日あたりの推奨塩分摂取量は、女性の場合6.5g未満です(※4)。塩分の過剰摂取は高血圧に直結するので、なるべく塩分を控えた食事を心がけましょう。
とくに、加工食品や調味料には多くの塩分が含まれます。食事の偏りに気をつけ、味つけは減塩を意識しましょう。
【2】運動
日本高血圧学会によると、運動は、30分以上の有酸素運動を定期的に、できれば毎日行うことが推奨されています(※5)。
運動習慣がない場合は、いきなり無理をせず、少しずつ運動量を増やしていきましょう。手軽に始められる運動としては、ウォーキングやジョギングがおすすめです。
ただし、足腰に不安がある場合や、運動を制限されている場合は、かかりつけの医師や主治医などに事前に相談してください。
【3】睡眠
寝不足は血圧の上昇を招きます。睡眠が足りないと、からだを活発化させる交感神経が優位になり、血圧が上がってしまいます。
しかし、あまりにも睡眠時間が長い場合も同様に高血圧リスクが上昇するので、適度な睡眠時間(7時間程度)を意識しましょう。
【4】飲酒とタバコを控える
お酒は一時的に血圧を下げる作用があるものの、日常的な飲酒習慣を続けると高血圧の原因に。また、タバコのニコチンは交感神経を刺激する作用があり、高血圧リスクを上げます。
お酒は嗜む程度に、タバコは禁煙することが高血圧の対策になります。