月刊誌『素敵なあの人』の公式ブロガーの日常を綴った素敵ブログ。
今回は、小西まどかさんが綴る、女友達との旅のレポートです。
今から9年前のこと。
某ウェブマガジンと某大学がタッグを組み、人生100年時代の女性のセカンドキャリアを支援する講座を受講したことがありました。
期間は2ヶ月程で全8回、座学、課題トレーニング、ワークショップに懇親会。
キャリアや年齢の異なる女性たちが集い、学びながら人脈も育てていくという内容で、会場が大学というのも魅力のひとつでした。
久しぶりに学生に戻ったような、少し背筋が伸びる時間でもありました。
そこで意気投合したのが、私を含めた5人の仲間たち。
東京、神奈川、埼玉、静岡、兵庫と住まいはバラバラですが、
年に何度か集まったり、私が兵庫を訪ねたりと、細く長く交流が続いています。
卒業後すぐには京都へ大人の卒業旅行へ。
そして今回は、「全員でまた集まろう」と声をかけ、
仲間のひとりが夫婦で営む伊豆高原のホテルへ1泊旅行に出かけることになりました。
横浜集合、そして熱海へ
関東組3人は横浜駅で集合。
この時点ですでにテンションは高め(笑)。大人になっても、旅の始まりの高揚感は変わりません。
兵庫から来た友とは熱海で合流。
久しぶりに訪れた熱海は、新しいお店も人も増えていて、街全体が活気に満ちあふれていました。
まずは、商店街に先月オープンしたばかりの「ウミノメグミ熱海店」で海鮮丼ランチ。
思わず「これこれ!海の宝石箱や〜」と声が漏れるほど、目にも美味しい一杯でした。
あえて腹六分目でストップして、次に向かったのは「熱海プリンカフェ2nd」。
坂道を下って下って、徒歩15分ほど。
店内はタイル張りの浴槽や風呂桶が配され、まるで銭湯のようなユニークな空間。
甘いモノを前に、会話も自然と弾みます。
パワースポットで深呼吸
レンタカーを借り、次は來福・縁起の神として知られる來宮(きのみや)神社へ。
本殿の横には、国の天然記念物にも指定されている樹齢二千百年の大楠。
幹の太さは24メートルもあり、その存在感にただ圧倒されます。
幹を一周すると寿命が一年延び、願いごとは、誰にも言わずに一周すると叶う。
そんな言い伝えに、それぞれ静かに思いを込めて歩きました。
伊豆高原の宿へ
実はこのホテル、5人の仲間のひとりが経営者であり、現在は兼シェフなのです。
2年ほど前からフレンチとイタリアン料理を学び、先月ついに独り立ち。
彼女の手によるフレンチイタリアンのフルコースを味わえるのも、今回の旅の大きな楽しみでした。
家具やインテリア、部屋の細部に至るまで、徹底したこだわり。
私が泊まった「サンタフェ」がテーマのお部屋には、温水プールにブランコまであるんです。
↓スイッチ横に描かれた分かりやすいイラストは、デザイナーでもあるオーナーの夫氏によるものだそう。さすがの一言です。
地元の旬野菜をふんだんに使い、食材や調味料のひとつひとつにこだわり抜いたお料理は、まさに至福の味わい! ほんとにほんとにお世辞抜きで、ほっぺが落ちました。
一皿ごとに、彼女が積み重ねてきた努力と情熱が感じられ、胸が熱くなるほどでした。
メインのお肉料理の撮影、忘れてしまいました。
美味しい料理を囲みながら、自然と話題は9年前から現在の自分たちへ。
9年という時間がくれたもの
あの頃は、それぞれがキャリアに迷い、何かヒントを求めて参加した講座でした。
今では、
ひとりは、創業80年以上の老舗生地問屋&セレクトショップの3代目社長に。
ひとりは、離婚を経て、国家資格を武器に社会的な自立を実現。
ひとりは、子どもの巣立ちを経て、音楽という原点に立ち返り、表現の幅を広げ、深めながら、日々を豊かに奏でている。
そして私は、ライターという肩書きから、服からはじまる、いろいろ。「524」のオープンに向けて、次のステップへ踏み出そうとしているところ。
道は違っても、それぞれの「今」をちゃんと生きている。
あの時、肩を並べて、真剣に講義を受講したからこそ分かち合える時間が、そこにはありました。
旅の締めくくりは大室山
翌日は大室山へ。映画『君の名は。』の糸守町の山に似ているとして、ファンの間で聖地巡礼スポットとして人気だそう。
リフトで登った先に広がる相模湾、天城連山の景色を前に、みんなで深呼吸。
富士山は、雲のカーテンの向こうに輪郭だけがうっすら。気配だけでも十分、と思わせる存在感でした。
9年前には想像もしなかった、それぞれの現在地。
「また集まろう」という言葉が自然に出てくる関係が今も続いていることを、あたたかく感じながら、次に会う時に、たくさんのうれしい報告ができる自分でありたいと思った旅でした。
















