セールでつい、絶対必要なものではないのに「安い!」と購入してしまうこと、ありますよね。三千花さんも、セールの魅力に負けてしまうことがあるようです。
セールの時期になると、なんだか買い物欲の血が騒ぐのはファッション好きな人の常。ネットで半額セールの文字を見つけるやいなや、ずるずるとページをチェックしてポチってしまう。
だがそれは、本当に欲しくて探していたわけではなく、安かったから買ってしまうという罠だ。そして、大概、こういう洋服は、1、2年もしたら別の安売りアイテムに取って代わられて、着なくなってしまうのだ。
私は無類のボーダーTシャツ好きだが、セール品になったそれを見つけると、つい買ってしまう。
持っていない色だから。パターンがゆったりサイズだから。素材が薄手だから。それに安いし……などの理由で買い続けて、気がついたらボーダーTシャツがクローゼットの奥で“地層”になっていた。もうボーダーTシャツは死ぬまで持つほど十分ある! セール品を見ても絶対に買わないと誓った次第。
実際、この歳になると昔ほど気張って外出する機会は減ってゆき、ちょっとおしゃれをして出かける際にも、すでに手持ちの洋服で間に合ってしまう。バッグでも靴でも上等なものは数点あるが、スニーカー慣れしたコーディネートには似合わなくなって、お高いブランドものは必要なくなってくるのが現実だ。
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