糖質のとり過ぎは太るだけでなく健康にもダメージが!
ー糖質と脂肪の両方を一緒にとることがダメなんですね。
脂肪を摂ると血管の中にある脂肪分解酵素が働いて、血中の脂肪を分解して脂肪細胞に押し込みます。
また、糖質は糖輸送担体の働きで脂肪細胞に押し込まれるのです。つまり太る効果がダブルで起こってしまい、糖質と脂を同時に摂ることは肥満の大きな原因になります。
おやつによく食べがちなクッキーやせんべいには糖質が含まれているため、太りやすいおやつと言えます。
それに比べてバナナやさつまいもはヘルシーなイメージがありますが、糖質制限をして痩せたい、生活習慣病を予防したいと思っている人にとっては妨げになることもあります。また、糖質のとり過ぎは血糖値スパイクを起こす原因にもなりかねません。
―血糖値スパイクとはなんですか?
血糖値スパイクとは食後に血糖値がジェットコースターのように急上昇、急降下することをいいます。
糖分を摂取した後に血糖値が上昇すると、インスリンが分泌されます。このインスリンの働きを受け血糖値がゆるやかに下がっていきます。一般的には、血糖値は2~3時間かけて低下していきます。
ところがこれが急上昇、急降下することを血糖値スパイクと言います。原因は、インスリンの分泌が正常に行われなかったり働きが悪いことのほか、偏った食生活、運動不足、ストレス、睡眠不足も原因と考えられています。
この記事のキーワード