「これって健康にいいはず」と思い込んでいることも、実は効果がなかったり、やり方によっては逆効果になってしまったりすることも。皆さんがいいと思っていた健康常識のウソを、南雲吉則先生がズバッと解説してくれます!
今回は、ダイエットの健康常識のウソを教えていただきました。
目次
- A子さん
糖分や脂質が多い生クリームたっぷりのケーキじゃなくて、バナナやさつまいもをおやつにすれば、食物繊維がたっぷりだし低カロリーで健康にいいはず!
- 南雲吉則先生
いいえ、それ実は間違っています!
バナナやさつまいもは、食物繊維だけでなく糖質もたっぷり含まれています!
ーバナナやさつまいもはヘルシーなおやつだと思っていました!
バナナやさつまいもには食物繊維やカリウム、ビタミンなど体にとっていい成分が含まれています。そのため体にいいと思われがちですが、そこに落とし穴があります。実は、この2つには糖質も多く含まれているんです。
太り過ぎは見た目がよくないだけでなく、メタボリックシンドロームを引き起こし、生活習慣病や認知症の原因にもなりかねません。
メンタボリックシンドロームとは内臓脂肪が蓄積されて、血圧、血糖、血清脂質のうち2つ以上が基準値から外れている状態のことです。
-なぜメタボの状態になってしまうのでしょうか?
よく脂質のとり過ぎで太ると思われがちですが、実は肥満の一番の原因は「糖質」。糖質が含まれた食品を食べると血糖値が上昇して、膵臓からインスリンが分泌されます。そしてインスリンが糖質と結びつくと脂肪に変換されて、体の中に貯蔵されてしまうのです。
さらに糖質と脂肪をいっしょに摂ることで、より太りやすくなってしまうのです。
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