「スタイリングするときに大切にしているのはエレガントであるかどうか。でも、それ一辺倒ではなくテイストミックスするのがファッションの醍醐味だと思っています」と語る坂本久仁子さん。
この夏に提案するのは、スポーティミックス。素敵世代が目指したい上品なカジュアル感、ぜひ参考にしてみて。
【今月のテーマ】スポーティエレガント
ブルゾン¥275,000、Tシャツ¥38,500、スカート¥154,000/すべてマディソンブルー、メガネ¥62,700/ピーター アンド メイ(コンティニュエ)、ピアス(片耳)¥49,500、ネックレス¥235,400、リング¥70,400/すべてプライマル、バッグ¥341,000/ヴァレクストラ(ヴァレクストラ ジャパン)、シューズ¥116,600/トッズ(トッズ・ジャパン)
花や空気を潤す梅雨が明け、熱い日差しが降り注ぐ季節がやってきました。
軽装になり、カジュアル度が高まる夏ですが、やはりきれいめな雰囲気を醸すスタイルは心がけたいところ。でも、エレガントなだけでは少しもの足りない……。そこにミックスしたいと思ったのが、スポーティなテイストです。
戦後に誕生したとされているスカジャンは、アメリカのベースボールジャケットがルーツ。鷲、虎などのオリエンタルな刺しゅうがあしらわれているのが主流ですが、上の写真で着用した「マディソンブルー」のスカジャンは、ジーン・セバーグとジャクリーン・ケネディ・オナシスがモチーフに。ブランドらしさが表現されているファッションアイテムとして取り入れやすいデザインになっています。おまけに、リバーシブルで着回し力も抜群。裏面は柄がなく、ところどころ日に焼けて色褪せているような色合いなので、また違ったイメージで羽織ることができます。
それに合わせたのは、レディライクなボトムス。スカジャンのつるんとしたレーヨンの質感とメリハリがつくツイードのペンシルスカートを選んだり、スニーカーのソールをドッキングさせたカーフレザーのローファーを合わせたりして、いろんなミックス感を盛り込みました。