人を包み込むユーモアとやさしさに 楽しく心洗われる撮影でした（中川）
中川 スポーツは？たしか大相撲の大ファンでいらっしゃいますよね？
冨士 大相撲も好きだけど、最近はやっぱり大谷翔平選手。可愛いじゃない？
中川 大谷選手を嫌いになれる人なんていませんよね。
冨士 高校野球のいがぐり頭のころから注目していたの。試合に負けたのが悔しくて、側にいる人がなだめてもなだめてもずっと泣いているのを見て、うわっ、可愛い！って思って。
日本ハムに入るときも最初は入団を断ったでしょ。まだ18歳なのに毅然としていた。中高年の女性ファンは「あんな息子がいたら」って思うのよね。
でも昨日、古い生原稿を見てたら「４月28日、野茂英雄、メジャーリーグで初ホームラン」なんて書いてたの。よく考えたら野茂さんのときはもっとすごくて、野茂さんの顔をプリントしたＴシャツを毎日着ていたんだけど、すっかり忘れていたわ（笑）。
中川 いまを楽しんで生きていらっしゃる冨士さん。いつまでもお若い理由がわかりました！
ワンピース￥49,500、スカーフ、ラリエット（ともに参考商品）、ピンクのネックレス￥13,200、ブレスレット¥9,900／すべてリツコ シラハマ（ラタン7）、リング／スタイリスト私物、イヤリング、ターコイズのネックレス、右手の指輪／すべて冨士さん私物
冨士眞奈美さん／俳優、文筆家、俳人。
ふじ まなみ／1938年静岡県生まれ。1956年にNHKドラマの主演に抜擢されデビュー。大ヒットドラマ『細うで繁盛記』の意地悪な小姑役が当たり役となり、石立鉄男主演のコメディシリーズで人気俳優に。1974年以降は文筆業に活動の幅を広げ、エッセイ、小説、句集などを数多く執筆。吉行和子、故・岸田今日子など芸能界をはじめ、文壇での幅広い交友も知られる。2019年に公開された『ばあばは、だいじょうぶ』で久々のスクリーン復帰。
撮影・インタビュー／中川真人〔CUBISM〕 スタイリスト／間山雄紀〔M0〕 ヘア＆メイク／冨沢ノボル〔CUBE〕 文／渥美志保
※素敵なあの人2024年9月号「フォトグラファー中川真人のまことのはなしVOL. 7」より
※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。
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