【冷え改善習慣3】血管に負担をかけない入浴法でしっかり温まる
体を温めるためには入浴も効果的。シャワーだけで済まさず、お湯に浸かってしっかり体を温めましょう。それがむずかしいときは、シャワーの前に「ゾンビ体操」を行って体を温めるのがおすすめ。お湯に浸かる場合も、方法によっては血管に負担をかけてしまう可能性があります。特に寒い日は注意が必要なので、4つのポイントをしっかりチェックしておきましょう。
【入浴のポイント1】脱衣所・お風呂場は温めておく
脱衣所やお風呂場の温度が低いと、寒さを感じて血管が収縮し、血圧が上昇。その後、温かいお湯に入ったときに降下します。この急変動が血管に負担をかけるのです。脱衣所に暖房をきかせる、浴室の床にシャワーをかけるなどして温めておきましょう。
【入浴のポイント2】浴槽のお湯は41度までに
体を温めることは大切ですが、お湯を熱くし過ぎるのはNG。温度が高過ぎる場合も血管は収縮し、血圧が上昇してしまいます。湯船の温度は、41度までを目安にしましょう。適温の湯に浸かることで程よく血管が広がり、NOの分泌が促されます。
【入浴のポイント3】お湯に入る時間は10分程度に
お湯に浸かる時間も気をつけましょう。たとえ湯船が適温でも、長時間入るのはよくありません。血管が広がり過ぎたり発汗が多くなったりして脳への血流が減り、意識を失ってしまうこともあります。入浴時間は10〜15分を目安にしてください。
入浴のポイント【4】湯船から出るときはゆっくりした動作で
血管を収縮させないためには、刺激を少なくすることが大切です。湯船から出るときも勢いよく立ち上がったりせず、ゆっくりとした動作を心がけましょう。浴槽のへりに手をついて、「どっこいしょ」と声を出しながら立ち上がるのがおすすめです。
イラスト/モリナオミ 文/平井薫子
※素敵なあの人2025年3月号「何歳からでも若返る老けない血管の鍛え方」より
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