関節痛のある主な病気3選
関節痛は、症状が進行すると、階段の上り下りのほか、立ち上がるとき、正座するときなどに強い痛みを感じ、日常生活に支障が出るようになります。
しかし、初期は自覚症状がほとんどありません。とくに女性は関節の面積が小さく、運動などでかかる負担が大きいことや、関節を支える筋肉が弱いため、男性に比べて関節痛に悩む方は多いようです。
関節に痛みを感じたら、我慢せずにできるだけ早く治療と対策をしましょう。
また、関節痛に関連する病気も多く存在します。関節痛を伴う病気には次のようなものがあります。
【1】関節リウマチ
関節痛の代表的な病気が「関節リウマチ」です。からだ全体の関節に炎症が起こって、関節が破壊されていく病気です。
関節リウマチは、主に頸椎に炎症を起こします。その他の背骨の関節には、ほとんど炎症を起こさないのが特徴です。
【2】膠原病(こうげんびょう)
膠原病を代表する病気に、全身性エリテマトーデスがあります。関節の中の骨と骨をつないでいる靭帯や、骨と筋肉をつないでいる腱が壊れてしまう病気です。
関節が緩み、手の指が変形してしまいます。
【3】ベーチェット病
ベーチェット病は、患者さんの約半数に関節炎の症状があらわれます。ひざや手、足などの大きな関節に多いです。
自然におさまる場合もあり、関節が壊れることはあまりありません。※2