350年以上の歴史をもつ温泉宿「鶴の湯」
乳頭温泉郷の中でも特に古い歴史をもつ「鶴の湯」、なんと1688年から湯宿としての記録が残っているのだとか。秋田藩主の湯治場だった由緒ある温泉としても知られています。白湯、黒湯、中の湯、滝の湯という4種類の泉質の異なる源泉があり、まさに温泉天国! 滞在中はどの温泉にも入り放題です。
「鶴の湯」の温泉はどれも乳白色の濁り湯が特徴。なめらかな肌ざわりで、すうっと体の中にお湯が染み込んでいくような感覚を体験できます。熱すぎずぬるすぎず、心地よい温度でずっと浸かっていたくなるほど! あまりの気持ちよさに筆者も思わずうたた寝をしそうになりました(笑)。開放的な気分を満喫できる露天風呂ほか、日帰り入浴では利用できない宿泊者専用の内湯(男女別、貸切あり)もおすすめです。
今回、筆者はひとり旅で利用したのですが湯治棟の部屋に宿泊しました。広さは六畳ほど、部屋や各設備はきれいにリニューアルされているので快適に過ごせますよ。湯治といっても食事付きなので自分で食材を準備する必要はありません。部屋にテレビはなく、スマホの電波もやや不安定ですが温泉に入ってひたすらゆっくり過ごしたい方にはぴったりの環境です(Wi-Fiは問題なく繋がります)。いい意味でデジタルデトックスになるかも!?
ほかにも囲炉裏付きの素敵なお部屋もありますので、家族や友人同士で旅行の方はぜひチェックしてみてくださいね。