楽な姿勢とよい姿勢には正反対のメリット・デメリットがあります
「よい」も「楽」も、姿勢のイメージを伝えるための形容詞です。「よい姿勢=筋肉を使って、靭帯は休んでいる」「楽な姿勢=靭帯を使って、筋肉は休んでいる」だけの違いで、同じ姿勢を続けることは体にとってはマイナスです。
楽な姿勢「靭帯に支えられた姿勢」
立っているときは猫背気味で重心が後ろ寄りになっていたり、座っているときは背もたれに寄りかかりっぱなし。このような姿勢は筋肉を休めているので、一旦は楽に感じますが、続けていると靭帯が頑張り過ぎて、頭痛、肩こり、腰痛の原因になります。
よい姿勢「筋肉に支えられた姿勢」
横から見て、立っているときに、耳たぶ・肩・大転子(大腿骨の外側の出っ張り)、膝のお皿の裏側、外くるぶしの2~3cm前を結んだラインが一直線になる姿勢が、よい姿勢。座ったときのよい姿勢は、背筋が伸びて、背骨はSのような字を描いています。
イラスト/フジマツミキ 構成・文/杉村道子
※素敵なあの人2024年11月号「楽な姿勢とよいは半分・半分がいい!痛み・疲れ・不調をとる姿勢コントロール術」より
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