自分と家族の安心な未来のために始めたい終活。その基本を、専門家の解説のもと紹介します。
今回は、最期をどんな場所で過ごしたらよいか、「終の住処」の選び方についてお伝えします。
今回のテーマ ▶終の住処の選び方《前編》
検討し始めるのに適したタイミングは?
今回のテーマは、終の住処の選び方。素敵世代の終の住処選びについて、老後の暮らしに詳しい畠中雅子さんにお話を伺いました。
「検討し始めるのに適したタイミングは、パートナーがいる場合は相手が、おひとりさまなら自分がリタイアしたとき。仕事から離れることで情報収集や施設見学の時間がとれるようになるからです。
現役時代だと早過ぎて現実感が湧かない、逆に遅過ぎると気力や体力が落ちて積極的に探すのが難しくなるという点もあるため、適切な時期を逃さないことが重要です。
健康で元気なうちは、「住み替えは2回」想定を
かつては『自宅で限界まで過ごして、最後は特養(特別養護老人ホーム)へ』という考え方が一般的でした。しかし、いまは特養とほかの施設の質や費用の差が縮まるなど事情が変わっい。てきており、終の住処の選択肢は大きく広がっています。だからこそ早めに情報を集め、自分が納得できる場所を選ぶことが肝心。
実際、自分でしっかり調べて納得したうえで入居した人は暮らしの満足度が高く、スタッフやほかの入居者とも良好な関係を築ける傾向にあります。
現時点で自分が自立している(=介護や支援を必要としない)場合は、〝2回の住み替え〟を想定するのが終の住処選びのポイントです。1回目は生活スタイルを重視した住み替えを、2回目は介護などが必要になったときにそのケアの充実度を重視した住み替えを意識しましょう。
そのときどきの最適の生活を送れるようになりますし、1回目の住み替えで一度持ち物の整理ができるのもメリットです。元気ないまこそ考えておくのが、将来の安心につながります」
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