年齢を重ねてもやりたいことをして過ごすためには、実は筋肉がとても重要!筋肉を鍛えれば、年齢とともに起こる多くの問題がクリアになっていきます。バーキンよりも筋肉が60代には必要! 早速筋トレや効率的なたんぱく質摂取を始めていきましょう。
筋肉量維持がこの先思いどおりに生きられるかのカギに!
平均寿命がどんどん延びているいま、いつまでも思いどおりに生きるには筋肉量が大切、と久野譜也先生は話します。
「できればこの先もずっと、好きなことをして過ごしたいですよね。それが叶うかどうかは、実は筋肉量にかかっています。筋肉量が落ちると階段で息切れしたり歩くのがつらくなったりして、外出がおっくうになりがちです。また、筋肉がないと基礎代謝も下がり、痩せにくい体になってしまいます。
筋肉はなにもしなければ年に1%失われていきます。年齢を重ねても、心身ともに満たされたウェルビーイングで過ごすためには、80代、90代まで筋肉を維持しておくことが大切です」
筋肉が大切ということですが、いままであまり運動をしていなかった人でも、これから筋肉をつけられるのでしょうか。
「筋肉はいくつになっても増やすことができます。なかには、90代で筋トレを始めて大幅に筋肉が増加した人もいます。また、筋トレをすると単に体が鍛えられるだけでなく、筋肉から分泌されるホルモンが免疫力や認知症機能、血管年齢などに幅広く影響を及ぼします。
つまり筋トレをすると、想像しているよりもさらにいいことがたくさんあるのです。普段あまり運動しない人も、まずは週に3日でいいので、筋トレを2週間続けてみてください。徐々に体の不調が改善され、運動が苦にならなくなってくるはずです。
まだ大丈夫、と先延ばしにして筋肉が落ちてからでは、トレーニングも難しくなってしまいます。しっかり筋肉をつけて、いくつになっても自分の足で好きなところに行ける、質の高い生活を送れるようにしましょう」
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