深部からアプローチしてシミの連鎖とくすみを撃退
紫外線を浴びるとシミができることは、もはや周知の事実。けれど問題は、紫外線を防いでもシミが濃くなり、さらに新しいシミが増えてしまうこと。肌色やシミに関する「なぜ」を科学的に解明する資生堂の研究員、柴田貴子さんにお話を伺いました。
「シミの奥でなにが起きているかを解析した結果、シミ部位には特有の細胞老化状態があることを見つけました。一度シミができるとそこにメラニンが蓄積し、細胞の働きが低下。代謝不全や炎症が起こりやすくなります」
この炎症が、既存のシミを悪化させる要因に。つまり、小さく薄いシミの段階から炎症を抑える美白ケアを行うことが、未来のシミを防ぐことにもつながるのです。
さらに資生堂が注目したのは、過去の紫外線ダメージが肌に残る仕組み。これは若いころに日焼けをした大人には耳の痛いテーマです。
「慢性的に紫外線を浴び、肌の中でも特にシミができてしまう部分では、遺伝子に変化が起こり、シミができはじめる段階に関わるタンパク質が活性化し続けることがわかりました。ただし、その働きを抑える研究も進んでおり、この先も美白ケアを続ければ手遅れではありません」
そしてもうひとつ、透明感に深く関わるのがコラーゲンの状態です。
「肌に入った光が真皮まで届き、再び肌の外へと戻ってくる内部散乱光は、透明感を左右する重要な要素です。加齢によって、メラニンだけでなく、コラーゲンの状態もこの光の量を減らしてしまうことがわかっています」
60代はコラーゲンケア適齢期。水分量や角層、キメを整えることも透明感アップに不可欠なので、メラニンコントロールと同時に、複合的なスキンケアで明るさを引き寄せましょう。
イラスト/八朔モモ 文/片岡えり
※素敵なあの人2026年5月号「くすまない! シミを作らない! 老化させない! 素敵世代の美白宣言2026」より
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