高校1年生にして漫才でプロの芸人を目指したものの……
ごはんつぶさんは、高校1年生のときには漫才でプロの芸人になろうと思っていたそうです。
「当時コンビを組んでいた相方となら、そんな将来も描けると思っていたんです。でも、彼から大学に進学して目指す仕事があると言われてしまい断念……では、お笑いの養成所に行くのか、自分もいったん大学に行くのか。将来の道を模索していたころ、ある夜、You Tubeで新作落語を聞いて『これだ!』と閃きました。自分で話を作れるなら、これまでに書きためた漫才のネタも生かせるのではないか。それに古典落語もできるし、座布団の上でひとりで広いさまざまな世界観を表現できる。その瞬間に落語家になろうと決め、今日まで来ました」
しかし高校卒業後、すぐに弟子入りはしなかったごはんつぶさん、ワーキングホリデーで1年間、単身ニュージーランドへ。
「武者修行のつもりでした。落語家へ入門する年齢についてインターネットで調べてみたら平均すると25歳半ぐらい。高卒の人もいるけれど、大学の落研出身者も多い。社会人を経て30歳前後で入る人もいる世界なんです。そこで自分を見つめ直してみて、まだ18歳で社会も世間もよく知らない状態での入門は自信がなかった。それに、弟子入りしたら長い修行も始まるのだから、その前に、ちょっと海外に住んで、英語も喋れるようになりたかったんです」
そして2017年、ごはんつぶさんは、新作も古典も演じる三遊亭天どん師匠のもとに念願叶って入門しました。
「うちの師匠は常に新作を書いているので作風は変化していくし、お客さんの層も変わっていきます。師匠が自分自身を探求し続ける姿をそばで見ていると、すごく刺激になるんです」



