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素敵なあの人 2025年3月号

素敵なあの人 最新号

2025年3月号

2025年1月16日(木)発売
特別定価:1580円
表紙:結城アンナ

素敵なあの人 2025年3月号

公開日:

肌のかゆみが止まらない!そんなときに気をつけたい、かゆみ撃退の近道とは?【石川三千花さん・エッセイ】

突然の肌のかゆみや蕁麻疹、経験したことがある方も多いはず。これからのシーズン、乾燥も気になりますので、皆さんも早めのケア、心がけてください。


少し前のことだが、体のあちらこちらが、やたらとかゆかった。脇腹やお尻、ひじの関節のところ。いままではステロイドの軟膏を塗ればすぐに治ったのだが、一旦、赤くなったかゆみが消えたかに見えても、またすぐに復活する。

あまり長くステロイド剤を使うのも嫌だし、なによりもかゆみが日々のストレスになっていたので、病院に行った。私としては、皮膚を平常に戻したいのはもちろんだが、そのかゆみの原因を知りたかったのだ。

ところが、処方してもらった軟膏も飲み薬も効かず、私のかゆみの原因もいまいち特定できずで、2回目の診察ではさらに強めのステロイドが入った軟膏と、花粉症のときに服用していたアレルギーを抑える錠剤の飲み薬を処方してもらい、ようやく治った。かゆみがこんなに長引いたことはなく、ようやくかゆみのストレスから解放されてスッキリした。 

加齢によって皮膚のバリア機能が低下して、皮膚のトラブルが多くなるのは実感しているが、それは乾燥の季節に多いものと思っていた。だがそうではない。この年になると、冬に肌が乾いてはかゆくなり、夏に汗をかいてはかゆくなる。そして、回復力も低下しているから、一度、肌のトラブルに襲われると治るのに時間がかかり始末に悪いのだ。

石川三千花さんエッセイ

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この記事を書いた人

石川三千花さん

イラストレーター&エッセイスト 石川三千花さん

映画、ファッションについて独自の観点からイラスト+エッセイを展開。著書に『石川三千花の勝手にオスカー』(集英社)、『勝手にシネマ・フィーバー』(文藝春秋)など多数。

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