高座映像が見放題の『ぴあ落語ざんまい』
新宿末廣亭ほかで収録された、2000本以上の高座映像が月々990円(税別)で見られる配信サービス。人間国宝の五街道雲助師匠(落語)、神田松鯉先生(講談)から期待の若手まで見応えたっぷり。毎月発表される「月間ランキング」で人気の高座がわかるのも、初心者には嬉しい。
特別な興行以外、通常は予約の必要なし。自由席なので開場前から良い席・ 自分の好みの席で観たい落語ファンが列を作ることもある。(新宿末廣亭)
演者の名を寄席文字で記した出番を待つ招木(まねき)。新宿 末廣亭の正面玄関には、その日に出演する演者の招木が並べられている。
撮影(新宿末廣亭)/久家靖秀 構成・文/杉村道子
※素敵なあの人2024年10月号「女性の共感を呼ぶ噺の世界が広がっています! もっと落語を楽しむために 知っておきたい5つのこと」より
※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。
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教えてくれたのは
『東京かわら版』編集長 佐藤友美さん
東京都渋谷区恵比寿に生まれ、育つ。いまはなき浅草の国際劇場の隣で旅館を営んでいた祖母の影響で、幼少のころより古典芸能(歌舞伎、日本舞踊、邦楽、相撲)に親しむ。明治大学文学部仏文学専攻を卒業後、愛読していた『東京かわら版』で「アルバイト募集」の記事を見て応募。採用後、正社員になり、2004年より編集人を務める。落語のほか、現代美術やコンテンポラリーダンスなどを観るのも好き。なにかを鑑賞することにかけてはフットワーク軽く、手間暇を惜しまないのが信条。自社の刊行物だけでなく、落語に関するさまざまな書籍の編集協力も多い。単著としては『ふらりと寄席に行ってみよう』(辰巳出版)を刊行。