歳を重ねたことで息切れするようになり、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。そこで息切れしない体になるために、呼吸をコントロールできるようトレーニングをします。呼吸筋を鍛えて、息切れしない体を手に入れて。
【対策】使う筋肉を意識して呼吸をコントロール!呼吸の仕方をマスターしよう
\呼吸は2種類/
肺の呼吸を助ける筋肉=呼吸筋は首から下腹部にかけて20以上ありますが、なかでも重要な役割を果たしているのが、横隔膜と肋間筋のふたつ。それぞれの呼吸法を知り、そのとき必要な呼吸を意識できるようになりましょう。
『横隔膜呼吸』
横隔膜の上げ下げを意識した腹式呼吸。この呼吸によって副交感神経が優位になり呼吸が落ち着くので、息切れのときに効果的。
(左)息を吸うと、胸腔は左右に広がる。このとき横隔膜は下がる。(右)息を吐くと胸腔は閉じ、 横隔膜が上がる。
『肋間筋呼吸』
体に素早く酸素を取り入れられる胸式呼吸のこと。交感神経が優位になるので、体をアクティブに動かしたり、気持ちを奮い立たせたいときに適しています。
(左)息を吸うときは胸に空気を入れる。肋間筋とともに肺は外に広がる。(右)息を吐くときは、肋間筋を閉じるようにして空気を出す。
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