「口臭」で悩む方は素敵世代にも多いですが、人にはなかなか相談しづらいもの。まずは原因を知るところから対策を始めていくのがおすすめです。素敵世代の口臭には、この年代の女性ならではの原因があることを知っておきましょう!
【1】ドライマウス
唾液量が減ることで細菌が口の中に残り、臭いの原因に
いちばんの原因はドライマウス、つまり唾液が不足して乾燥した状態。唾液には細菌を洗い流して口内を清潔に保つ洗浄作用があるため、不足することで細菌が増え、舌苔ができたり口臭の原因となる細菌が活発に動き出したりします。素敵世代のドライマウスにはいくつか原因が考えられます。
加齢
性別に関わらず、人の唾液の分泌量は加齢とともに減少していきます。唾液を分泌する唾液腺が老化によって萎縮したり、筋肉量の低下によって咀嚼力が衰えたりし、結果として唾液を作る機能自体が衰えてしまうのです。
女性ホルモン量の低下
女性ホルモンの分泌量と唾液量は、密接に関係しています。閉経により女性ホルモンの分泌量が減ると、まず唾液腺の機能自体が低下します。加えて、骨密度や筋肉量も低下するため、咀嚼力の低下も招きます。それらが相まって、唾液の分泌量が減ってドライマウスになってしまうという仕組み。また、女性ホルモンの低下は自律神経の乱れも引き起こすため、それが原因で口が乾くということも考えられます。
ストレス
ストレスを感じると交感神経が優位になり、唾液の分泌量が抑制されてしまいます。自律神経とドライマウスは密接な関係があります。ストレスだけでなく、緊張状態が続く、女性ホルモンが低下する、睡眠不足などによる自律神経の乱れなども、口が乾く原因になりえます。
その他
そのほかに考えられる原因としては、まずは服薬。薬のなかには、唾液の分泌を抑える副作用を持つものがあります。そして、呼吸法。コロナ禍以降、マスクの着用習慣によって鼻呼吸が苦しくなり、自然と口呼吸になる人が増えました。口呼吸をすると唾液が蒸発しやすくなり、口内が乾燥する原因になります。
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