好きなものを大切にしているとそれは自然と自分の実となっていくように思います
「自分が惹かれたものから仕事が生まれる」という岡戸さん。自身が大切にしている人・愛すべき人にまつわるエピソードや取材による記事も多い。
『つるとはな』第5号で紹介された、岡戸さんの盟友である、故・遠山こずえさんからのハガキ。山形県鶴岡市に移住のため会社を退職したあと、現地でフラダンスの教室をたちあげた遠山さんは、岡戸さんとは同期入社で仲がよく、『つるとはな』のための取材候補探しにも大いに協力してくれたが「実際に取材したのは、亡くなった後の遠山さんご本人のことでした」。
『つるとはな』創刊号でインタビューした小澤征爾さんも岡戸さんの会いたかった人。写真は岡戸さんの愛聴CDである、小澤さんがボストン交響楽団を指揮した『ベートーヴェン ピアノ協奏曲全集』。1980年代初頭に録音されたもので、ピアノ演奏は20世紀を代表するピアニスト、ルドルフ・ゼルキンさん。
岡戸さんが大ファンだった古今亭志ん朝さんは『つるとはな』第2号で取り上げた。演芸・演劇評論家、故・矢野誠一さんによる志ん朝さんの思い出を綴ったエッセイでは、岡戸さんもおすすめの『火焔太鼓』『文七元結』を紹介。写真は岡戸さんが大切にしている『落語研究会 古今亭志ん朝全集』上下巻(写真は下巻)/DVD-BOX /発売元:TBS、販売元:ソニー・ミュージックダイレクト