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年を重ねて似合うもの 60代からの大人の装い 素敵なあの人Web

素敵なあの人 2025年11月号

素敵なあの人 最新号

2025年11月号

2025年9月16日(火)発売
特別価格:1690円(税込)
表紙:富岡佳子

素敵なあの人 2025年11月号

公開日:

【60代エンタメ】ページをめくるたびに、心に響く言葉と出合える本 『つるとはな ミニ?』誕生秘話【好奇心の扉・前編】

人生の先輩の話を聞く雑誌、『つるとはな』をご存知ですか?

昨年、7年ぶりに第6号となる『ミニ?』が出版されて約1年が経ちました。現代短歌の第一人者である馬場あき子さんや、料理研究家のホルトハウス房子さんの暮らしぶりなど誌面には、素敵世代にとっても先輩となる方々の魅力的な記事が並んでいます。

編集長・岡戸絹枝さんは2014年の創刊時には59歳。それから10余年、岡戸さんが60代をかけて手がけた本作りの話をじっくりと伺います。今回は前編をお届けします。

 

 

『つるとはな ミニ?』

6 号目となる『つるとはな ミニ?』の装丁は、アートディレクターの有山達也さんによって、バッグの中にするっと入るA5判サイズに。がんにより5つの内臓を失ったが「むしろ体が軽い」と語る建築家・安藤忠雄さんへのインタビューや、北海道・六花亭の包装紙のイラストを描いた画家の話など、多彩な“人生の先輩” たちに出会える一冊。つるとはな ¥2,178

ありとあらゆる手立てから取材対象を探す

『つるとはな』の誌名の由来は、岡戸さんとライターさんの祖母の名前、「つる」さんと「はな」さんからだそうです。

「出版社の社員編集者として、いろいろな人に取材してきましたが、興味が湧いて『この人の話は本当によかった』と思える人は、年配の方が多かったんです。会社を辞めてからしばらくして、そういう人たちだけの話ありとあらゆる手立てから取材対象を探すを集めた媒体はどうかなと思い、一緒に会社を立ち上げた元新潮社の編集者、松家仁之さんに相談したら『面白い』と言ってくれて、創刊の企画が始まりました。

その当時、私は59歳で、『70歳以上の人でなければ会わない』そんな気持ちでしたね」誌面に登場するのは「人生の先輩」へのインタビュー、亡くなった作家とその友人の知られざる書簡や家族が語る思い出による人物ルポルタージュなど。「『人生の先輩に聞く』というフレーズは、誌名に添えたサブタイトル。だから、先輩の人選がすべてと言ってもいいような本なんです。

毎号、ありとあらゆる手立てを使って取材対象を探します。友達の友達の友達を紹介してもらったり、メディアからも日常生活からも、目に入ってくる耳に聞こえてくるあらゆる情報にアンテナを張ります。

取り上げたい、お話を伺いたいと思う方の共通点は、有名無名・女性男性・国内外を問わず、『自律と自立』。自分を律し立つ、そんな生き方をしている人ですね。そして、自分たちが記事にすることで、世の中に初めて知られるようなノンフィクションにできるかどうかが、大切なポイン
トでした」

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「年を重ねて似合うもの 60代からの大人の装い」をテーマに、ファッション情報のほか、美容、健康、旅行、グルメなど60代女性に役立つ情報をお届けします!

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