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素敵なあの人 2025年10月号

素敵なあの人 最新号

2025年10月号

2025年8月16日(土)発売
特別価格:1690円(税込)
表紙:黒田知永子

素敵なあの人 2025年10月号

公開日:

【60代ヘアケア】白髪はどうしてできる? 60代を悩ませる白髪との上手な付き合い方を医師が教えます!

素敵世代を悩ませている、白髪。髪にまつわる悩みはさまざまですが、そのなかでもダントツに多い悩みです。白髪はどうしてできるのか? どのように向き合えばいいのか? とれる対策はあるのか? 専門家であるクレアージュ東京 エイジングケアクリニック院長 浜中聡子先生に聞きました。

自分なりに白髪と向き合って、髪を美しく健康に保つ対策を

60代女性の白髪事情、そして白髪への向き合い方について、髪と頭皮の専門家である浜中聡子先生にお話を伺いました。
「白髪は真っ白であるうえに太さがあり、パサついていてはねやすいため、少ない量でも目立ってしまうのがネックですよね。毛根にある細胞・メラノサイトがメラニン色素を作れなくなることでできる白髪。残念ながら、一度白くなった毛髪を黒に戻す方法は現時点ではありません。
白髪の原因には、遺伝やストレスなどもありますが、60代女性になると、主な原因は加齢です。加齢による女性ホルモンの減少などで、髪質が変化することもあります。

素敵世代でも多くの人が白髪で悩んでいると思いますが、対策として白髪を染める人と、染めないでグレイヘアに移行する人とに分かれます。コロナ禍で、外出自粛中に美容室に行けなくなったり人と会う機会が減ったりして、「白髪染めをやめた」という人が増えました。染めるか染めないか、どちらがよいということはありませんが、いずれの場合も美髪のためには、髪と頭皮をしっかりケアすることが重要になります。
染める場合は、カラーリングにより多少なりとも髪に刺激が加わります。白髪以外にも、薄毛や抜け毛などの悩みもある素敵世代。刺激はそれらの原因にもなりえますから、ダメージを最小限にするための対策が大事です。また、染めずに白髪のままにしようとしている方には、グレイヘアはハードルが高いということをお伝えしたいです。白髪であることを生かしておしゃれな仕上がりにするグレイヘアですが、そのためにはかなりの毛量が必要になります。毛量をキープするためにも、髪と頭皮のケアは欠かせません。

同じ白髪の人同士でも、髪を健康に保って髪質のよさをキープしている人のほうが、老けた印象が少ないです。自分なりの白髪との向き合い方を見定めながら、髪を健やかに保つ対策をとっていきましょう」

白髪ができるメカニズム

白髪ができるメカニズム

髪の色は「メラニン色素」という色素によるもの。毛根には「メラノサイト」というメラニン色素を作る細胞があります。毛髪自体は実は白い状態で生えてきますが、メラノサイトがメラニン色素を作ることで黒くなります。このメラノサイトの働きが加齢などにより衰えると、毛髪が染まらず白いまま生えてくるようになるのです。

白髪が目立ちやすい部分

白髪が目立ちやすい部分

頭頂部・・・体のいちばん高い場所で日の光が当たりやすく、紫外線のダメージを受けやすい。

フロント・・・人と対面したときにいちばんに目につく部分。白髪を隠すためには頻繁なお手入れが必要。

こめかみ・・・フロントに近く目に入りやすい。ほかの髪で隠すなどヘアスタイルでカバーできる場合も。

後頭部も要注意!・・・意外と白髪が目立つ場所。自分では見えにくく気づきにくいため、こまめにチェックを。

イラスト /二階堂ちはる 構成・文/平井薫子

※素敵なあの人2025年10月号「大人の髪悩みNo.1!60代の白髪対策」より
※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売を終了している場合があります。
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください。

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浜中聡子先生

クレアージュ東京 エイジングケアクリニック院長  浜中聡子先生

医学博士。国際アンチエイジング医学会専門医。日本抗加齢医学会専門医。年齢とともに女性に現れる毛髪に関する悩みに寄り添い、向き合い方やケア方法を提案している。

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「年を重ねて似合うもの 60代からの大人の装い」をテーマに、ファッション情報のほか、美容、健康、旅行、グルメなど60代女性に役立つ情報をお届けします!

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