鏡を見るたびに「若いころはこんな顔じゃなかったのに……」と落胆してしまう、顔のたるみ。正面顔だけでなく横顔にも襲ってくるたるみ、あなたはどんな対策をしていますか?
自分の体のさまざまな部位に老化を感じるわれら熟年世代。まぁ健康であればトシもトシなんだし仕方がないわねと、さほど気にしない図太さはある私だが、ひとつだけヤダなぁと思っているのは、顔のたるみ! シワは許せても、たるみは勘弁して欲しい。
だってブルドッグ顔になると、なんだか貫禄がついてご立派感が醸し出され、カジュアルな恰好が似合わなくなるんだもん。大好きなTシャツやワークパンツを軽やかに着こなすには、たるみアゴのでっかい顔面は大問題なんですよ。
ところが、私にもついに恐れていたそのアゴのたるみが出現した。それを発見したのは、先日、旅の飛行機で眠っていた私の横顔を、頼みもしないのに夫が写真を撮って、LINEで送って来たのだ。なんたる奇襲攻撃! その横顔は、アゴの下ににっくき肉がつき、シャープさというものが一切ナッシング。
ええ〜〜っ、私の横顔って、いつの間にかこんなことに!? 正面顔だけに気を取られてメイクアップしていた私が甘かった。
これはなんとかしなくっちゃと、その原因をググってみると予想通り、①肌の弾力性の低下、②脂肪の増加、③顔の筋力の低下、④むくみ、⑤姿勢の悪さ、それから昨今のスマホの見過ぎによるストレートネック、いわゆるスマホ首の影響があると書いてある。①〜③は明らかに加齢によるもので、進行をマッサージやなにかで多少は遅らせることはできるだろうが止めることはできない。
ここでアゴのたるみの解消法という項目を読み進めていくと、出ました! 美容整形を受けるという方法。セルフケアでは限界があるので、糸リフトや脂肪吸引などの施術でフェイスリフトを実現するというやり方。いやいや、私はそこまで老化に抗う覚悟はなく、日常の中で、面倒に感じない程度のセルフケアをすれば十分なのよと、美容整形の説明は飛ばして読む。
要するに、私の基本姿勢はいつも、見た目が気になっている割には努力も整形もせず、加齢による老化は仕方のないことと自分を納得させて、せめて日常のルーティン、例えば風呂上がりのスキンケアのついでにアゴの下あたりをマッサージするくらいでヨシとする。実に自分に甘いやり方なのだ。
ただね「継続することが大事で、短期間やったところで改善しない」というのは何事にもいえることで、だからこそ三日坊主にならないようにルーティンに取り込める簡単なことを毎日やる、実に合理的でもあるのだ。努力、ってほどにマジメにやらないところが続けるコツなのよね〜。
イラスト&文/石川三千花
※素敵なあの人2025年9月号「石川三千花の素敵とそれなりの間にはvol.62」より
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