今日からできる!繰り返す下痢にサヨナラするためのセルフケア4選
繰り返す下痢を改善するには、食事や生活習慣などを見直すことが大切です。そこで、日常生活のなかですぐに始められるセルフケア4つをご紹介します!
【1】食生活の改善
胃腸に優しい食事を心がけ、消化にいいものを食べるようにしましょう。 おかゆやうどん、白身魚、鶏むね肉、豆腐、煮込み野菜など、胃腸に負担の少ない食材を温かい調理法で摂るのがおすすめです。これらの料理をよく噛んでゆっくり食べると、消化を助け、胃腸の負担軽減につながります。
逆に、冷たい飲食物、刺激物(香辛料、カフェイン、アルコールなど)、脂質の多いもの、ガスを発生させやすい食品(豆類、芋類、炭酸飲料など)は控えめにしましょう。
また、腸内環境を整える食事を心がけることも大切です。 ヨーグルトや納豆、味噌などの善玉菌を含む食品のほか、水溶性食物繊維を含む食材を摂ることを意識しましょう。
水溶性食物繊維は便の水分量を調整し、善玉菌のエサになってくれる栄養素です。りんごやバナナ、海藻類(わかめ、もずくなど)、大麦などに多く含まれています。
さらに、食事日記をつけると、何を食べたときに下痢が起こりやすいか把握するのに役立ちます。
【2】水分補給
下痢が続くと脱水になりやすいため、水分とナトリウムやカリウムなどの電解質を補給することが大切です。経口補水液や、白湯にひとつまみの塩と砂糖を溶かした飲み物などで、こまめに水分補給をしましょう。
また、冷たい水は胃腸を直接冷やしてしまうため、常温か温かい飲み物をこまめに摂るのがポイントです。
【3】生活習慣の見直し
睡眠不足の状態が続いたり、ストレスがたまったりしていると自律神経が乱れてしまいます。そのため、質の高い睡眠の確保やストレスを発散することが重要です。
ストレスを発散するには、趣味やリラックスできる時間を作る、深呼吸、瞑想、適度な運動などが効果的です。とくに、ウォーキングなどの軽い運動は血行を促進し、自律神経を整える効果も期待できます。ただし、下痢がひどいときは安静に過ごすようにしましょう。
また、からだを冷やさないようにすることも大切です。とくに腹部を冷やさないよう、腹巻や重ね着、温かい飲み物などで対策しましょう。
【4】医療機関への早期相談
下痢が2週間以上続く、発熱や激しい腹痛、血便がある、体重が急に減ったなどの場合は、何らかの病気が隠れている可能性もあります。
下痢の原因を特定し、適切な治療を受けることが大切です。自己判断せず、必ず消化器内科などを受診しましょう。服用中の薬がある場合は、医師や薬剤師に相談し、副作用の可能性も確認してください。