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【60代ヘルスケア】トイレの後にすっきりしない「残尿感」は解消できる?いますぐできる対策法4選で快適な毎日に!【医師監修】

今日からできる!対策&予防法4選

今日からできる!対策&予防法4選

【1】排尿習慣の見直し

まず意識したいのは、「しっかり出し切ること」。急いで立ち上がらず、排尿後に数秒待ってから、もう一度軽く力を入れてみる「二段排尿」を習慣にしてみましょう。

また、姿勢も大事です。男性は立位、女性は座位でやや前かがみになると排尿しやすくなります。

尿意を我慢しすぎるのは禁物ですが、過活動膀胱が気になる場合は、少しずつ間隔を空ける「膀胱訓練」も有効です。医師と相談のうえ、無理のない範囲で行いましょう。

【2】食生活の改善

食生活の改善も、残尿感の改善には欠かせません。

辛い物やカフェイン、アルコールなどといった刺激物は膀胱を刺激してしまうため、摂取はほどほどに。とくにコーヒーや紅茶、緑茶を好む人は、ノンカフェインのものに切り替えるのもおすすめです。

また、便秘で直腸に便がたまると膀胱を圧迫し、残尿感につながることもあります。そのため、腸内環境を整えて便秘を予防することも大切です。食物繊維を豊富に含む野菜や果物、海藻類を日々の食事に積極的に取り入れましょう。

水分補給は、1日1.5リットルを目安に、こまめに摂取するのが理想的です。ただし、就寝前の水分の摂りすぎは夜間頻尿の原因になるため、夕方以降は量を控えめに。

【3】骨盤底筋トレーニング(ケーゲル体操)

「ケーゲル体操」と呼ばれる骨盤底筋のトレーニングも、排尿トラブルに効果的です。やり方は以下のとおりです。

  1. 両ひざを立てて仰向けに寝転がる
  2. 息を吐きながら尿道や肛門をキュッと締める
  3. 息を吸いながら尿道や肛門の力を緩める

これを1日に10回×3セットほど行うことで、徐々に筋力がついてきます。慣れてきたら四つんばいや立った状態でやってみましょう。

【4】からだを冷やさない工夫

冷えは万病のもと——これは残尿感にも当てはまります。とくに、下半身の冷えは血流も悪くし、膀胱機能を低下させることがあります。冷え対策として腹巻きや靴下などをうまく使いましょう。

また、夏場でもエアコンなどが冷えの原因になります。エアコンの冷風に直接当たらないようにし、設定温度を下げすぎないなどの工夫をしましょう。

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教えてくれたのは

都内大学病院、KDDIビルクリニックで循環器内科および内科に在勤。総合内科専門医・循環器内科専門医・日本睡眠学会専門医。産業医として企業の健康経営にも携わる。

自身の妊娠・出産、産業医の経験を経て、予防医学・未病の重要さと東洋医学に着目し、臨床の場でも西洋薬のメリットを生かしながら漢方の処方を行う。

症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でもサポートを行う。

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